昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

世界の小窓 「アンドラ?」

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youtubeを利用して数年になる。

主だった目的は動画をアップして公開するため。

 

【趣味でやっているカバーバンド:パパデュ】


個人授業cover

 

・うちのツマさんの参加ゴスペルクワイヤ。【赤坂ジョイフルクワイヤ】


Hosanna

主にこれらの音楽動画?を編集してyoutubeに載せている。

1番の目的は演者本人たちが見るため。

よかったところ、わるかったところ。動画で見るとよくわかる。

 

でもね。そんな動画でも。

ネット(youtube)で公開すると世界中どこでも再生できるわけで。

 

極東の片隅でアップした動画でも何かがキッカケで世界のいろんなところで見てくれている人がいるんですね!

 

さすがyoutube!そのyoutubeからマイアカウントにアクセスすると統計のページがあって。。

国別、性別などいろんな統計が日付を区切って解析できるようになっている。

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ちなみにこれは1月の上旬の統計。で。この「上位の地域」というのを開いてみた。

※キャップチャー画像見づらくてすみません。

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日本で一番再生されているのは当然ながら。

各国で再生されているのがわかる。

 

で。赤丸の「アンドラ

 

はてさて?「アンドラ」。。初耳。でも2回再生されて、1分見てくれてたのがわかる。

 

さっそくググッた。

 

スペインとフランスにはさまれた国「アンドラ公国

東京23区より小さい面積。

人口8万5000人ほどの国らしい。

 

さらにグーグルマップで「アンドラ公国」と検索すればその国の町並みまでみることができる!すごい時代だw

f:id:aonbo:20170123130503j:plainその他

ピレネー山脈でスキーができる。

・世界各地から年間1000万人の観光客が訪れる国。

 

なんて情報まで入ってきた。

www.youtube.com

 アンドラ人でかっ!!ガリバーもびっくりだよ。

 

そんなお祭りもある「アンドラ公国

行ってみたいなぁ(^^)

 

というか誰がうちのバンドの動画見たんだろ??

 

昨年は「ラトビア」からアクセス(動画再生)があって、リオ五輪の重量上げにラトビアの選手が出てきたときは思わず応援してしまった(単純w)

 

なんとなくグローバル。

 

 

 

娘と「MONSTER 浦沢直樹著」の感想を話したこと。

(このブログは数年前に某サイトに投稿したものを編集したものです)

 

それほど親しくない人から「趣味は何ですか?」と訊かれたら「バンドやっているので、ギターです」と答えると思うんだけど。 

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本当は人とのやりとりが好きなわけで。それがバンドだったり、音楽だったりってことで、言うなればバンドや音楽は媒体なんですね。

 

要するに音楽を聴くとか、絵画を見るとか、マンガを見るとか、演劇を観るとか、映画を観るとか・・・って全部、向こう側の(作った)人の偏り方が面白い

 

それとは別に読書ってのもいいもので。もっと広く言えば「字を読む」ってことも好き。これも当たり前なことだけど向こう側に書いた人がいるわけで。これは文字で描かれた舞台(風景)や中の人たちを想像して楽しむことができる。(ある意味絵がないことが利点なわけですね)

 

 中にある日常の機微や、創作の中に登場する人物の思いに共感するのもまた楽しい。

はたまたとんでもないプロットから思わぬ展開をして、感動的な場面に出くわすのも楽しい。

 

エンターテイメントに徹して楽しませてくれるものもあれば、感情移入してしまって涙があふれ出すなんてことも少なくない。(年のせいか?涙腺ゆるい)

 

今目の前にいない人(作家)だけど、こんなことを上手に描いている、こんな場面を想定している、それらを言葉巧みに表している。

 

親子や友人と名作を読んで(名曲を聴いて)話をするのもまた愉し。

 

ことバンドでやる音楽の場合はコピーして、解析して、カバーを作るときに、ただ聴いていた時よりもずっとずっとその中身(骨子)にふれることができて、なおさら楽しい。

 

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実は娘が19の頃に浦澤直樹氏の名作「MONSTER」を全巻貸して読ませた。

(と言ってももちろん強制的なものではないw)

  

MONSTER 完全版(ビッグコミックススペシャル) 全9巻セット

MONSTER 完全版(ビッグコミックススペシャル) 全9巻セット

 

 

読み終わった後に感想まじえていろんな話をした。

 

私が最初に聞いた質問は

「で。何がMONSTERだと思った?」と言うタイトルの意味から。

 

それからいろいろと話をしていくと、、一番顕著な違いは感情移入する登場人物だった。(読まれた方はじゅうじゅうわかっていらっしゃると思うけれど)

このMONSTERには主人公の医師と、ヨハンとアンナと言う兄妹が登場する。

 

 でもって、私にはふたりの子どもがいて、初めの子が男の子。二人目が話をした娘。

私は主人公の医師に感情移入して読んだ。

兄妹の妹として20年近く生きてきたうちの娘は妹アンナに感情移入して読んだ。

 

視点がちがうので、当然ながら感想の重心もちがうw

 

登場人物に関してはとりわけグリマーについて話した。グリマーは良い意味でも悪い意味でも、洗脳された集団に属していた「できそこない」的人物。

でも「できそこない」ゆえに、人の心が残っていて読者の琴線にふれる。

 

こう言う脇キャラについて、娘とはよく話す。「ワンピース」でのウソップとか「攻殻機動隊」のトグサとか、そのあたりについて娘と語り始めると夜が明けてしまうw

 

数年前にうちのツマさんが入院したときにこの本を全部持ってったら、夢中で読んでたっけ。( その感想はまた別で母親的視点からも加わってとても面白かった)

 

このMONSTERにはいろんな要素(作品のエッセンス)が含まれている。古き名画「ソフィーの選択」もしかり、中に出てくる絵本にはヨーロッパ(人類?)の黒歴史が含まれていたり。

 

※ちなみに「何がMONSTERだったの?」の私なりの答えは“子供の持つオレンジを時計仕掛けにしてしまう人たち”です。

 

最近の世の中はそんなモンスターママが増えた気がします。そしてそのママたちを洗脳したのは、TVと言う名のキンダーガーデンかもしれません。

 

すぐ?

「考える力を育てる」と言う話を少し前(だいぶ前か?)のテレビ番組で観た。

 

塾の先生と受験生を持つ母親たちのテレビ公開討論みたいな?番組で。

「考える力を育てる」ための学習法について。

「解けない問題を1日中考える。バスの中でも、歩いていても考える。とにかく考え抜くと、たとえ最後には解けないと結論が出ても次につながっていく」みたいな話をしていた。

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そうしたら集まっていたママさんの中から「それって時間がかかりますよね?」という指摘があった。

 

それに対して「脳が力をつけるには時間がかかります。でもその力がつけば、それから進むのは早いんです」と答えていた。実力をつけることの本来の意味だろうと思う。

 

答えた人は「いつやるの?」「いまでしょ!」で有名なH先生である。

彼のこの言葉は「やるのは今」でも、今すぐ答えを出せとは言ってなかったんですね。すばらしい!

 

 しかし。。待てないのが現代人。

 

すぐに答えがほしい。

すぐに解決したい。

すぐに役に立てたい。

すぐにお金にしたい。

近い将来お金になるからとか・・・。

 

そんなことばかりに急ぐのはビジネスマン??

いやいや、そんなビジネスマンを育てたママさんたちでしょう!?

 

営業ノウハウの実用書を10冊読む時間があったら、ロシア文学を3冊読んだ方が「人」について長けてくる。人について長けてくれば、営業も得意になってくるんだけど。もちろんそれにも゛時間がかかる”。

 

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だけど実力がつけば、あとはノウハウなんて勝手についてくる。そしてそれはホンモノだ。昔の人は「急がばまわれ」なんてうまいことを言ったものだ。

 

以前に鎮痛剤のことを書いたけれど、現代人は身体を治すことよりも、今の痛みを感じなくするための薬ばかりを服用する。生活は変えないまま。

 

気がつけばテレビのCMって電話会社(通信業)が一番だろうけど、鎮痛剤のも多くないですか??

 

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結局そういう短絡的な考えが「テロに対抗するには、銃を持て、国民を盗聴しろ、疑わしきはひっとらえろ」になっちゃうような気がします。

 

10年かけて、こどもたちにしっかりとした教育をしようとか、

もしくはみんなに教育が行き届かない社会をなんとかしようとか、

10年後に凶悪犯罪が減るためには今何をするべきか?とか、

陰湿ないじめ(いじめによる自殺)を無くすために大人たちは何をするべきか?とか、

 

そういう長いスパンの対策がとても重要だと思うんですけど。

 

結局「それはダメ」と言ってもきかないなら罰を与える。罰でも抑制されないようなら、その兆候が出た時点で罰を与える。これ、一番ダメな教育指導だと思います。

 

もちろん"付け焼刃”的でも急な対処法も並行して進めていかないとまずいのはわかります。今出ている問題の解決の前に被害が甚大になってしまうから。

 

今の大人たち(親たち)が、10年20年先を考えて実行していくにも、これまた時間がかかりますわな。それも急いでる??なんとまぁ皮肉なことでしょう。

 

あ。そうそう。

急いては事を仕損じるなんて言葉もありました(苦笑)