昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

ニーチェが言ってたっけ。(自分のギター史①)

人の" 成長 "の様をニーチェがツワラトストラになりかわって言ってたのを自分のギター暦になぞって振り返ってみた。

 

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 ①「汝なすべし」という定言命令(自己に課せられた責任や義務)を背負い、力強い足どりで荒涼とした砂漠を孤独のうちに歩み行く強靭な精神の象徴が駱駝。

つまり「さーこれやろう!」という仕事とか、部活とか、ライフワークとか・・やり始めるときは、強い気持ちはあるものの、ひたすら砂漠を孤独に歩くというもの。

時には修行と呼ばれたり、体育会系では基礎体力作りと言われたり、まぁ基本練習をひたすらやるだけみたいなものにあたるのかも。(ニーチェは精神的なことを言っているけど)

②強靭な精神はこれに飽き足らず(意思が弱いとラクダのままで挫折して終わるw)持て余す力から「我欲す」という雄叫び(あーもっとやりてー!とか、たのしー!みたいな)とともに自己を束縛するありとあらゆるものへの闘争(自己超克への闘争)に挑み続ける獅子に変化します。

ええい!寄るな。寄らば斬るぞ!とか、「もっと強いヤツはいないのか?」みたいなw

③既成概念や既存価値の象徴「黄金の竜(キリスト教的善悪二元論道徳や、精神の創出者にして大いなる理性であるところの身体性を否定するかのような禁欲主義など)」との闘争によって打ち克った自由を謳歌しつつ、なおも創造の遊戯を続けるためには忘我のまま無垢なる遊戯に高じる子供となる必要がある。


 無邪気や忘却や遊戯は忘我(無我夢中)のままの無垢なる戯れを意味します。(イメージ的には子供が夢中になって何かを作っては破壊するような遊びです。)

 

今ある目の前のものが椅子と机だとしても、思いつくままに上にのぼったり、下をくぐったり、はたまた椅子と机でパズルを作ったり。壊した部品で遊んだり、はたまた違う形に作りなおしてみたり。そんな感じ。

 

つまり創作。思いの具現化。

人が行うことの最終形は自己表現。

そんなことを言っているのではないか?と。

 

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 まとめると。

 

はじめは砂漠を歩くラクダ
西も東もわからないまま、ただただひとつの方向へと歩くラクダ

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ラクダが歩いて歩いてたどりつくのがジャングル。

 

で、そこでラクダ獅子(ライオン)に。

 

  1. 獅子は強くなったのを誇示したくてまわりにいるものを襲う。草木はなぎたおす。もっと強い相手を探して挑む。そして獅子はひとしきりあばれた後にジャングルを出る。(傷つけることもあるんだろう)

 

そうした後に、こどもになる。こどもは自由だ。

 

既成概念にとらわれずに遊ぶ。

 

ニーチェさん、こんな感じでいいんかな?うんうん。今だからわかる。

 

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自分が自分なりに「やり続けてきたこと」と思えることは50年以上生きてきてひとつくらいしかない。そのギター(バンド)になぞって考えてみた。

 

【ラクダになるまでもけっこうあった】

我流ではじめた歌とギター。

10代からロックにあこがれてギターをコピーした。
何から練習したらいいのか?なんて考えずにひたすらいろんな曲をコピーした。
どう弾くのか?プロはどう弾いているのか?なんて誰にも教わらずに。
まさに西も東もわからないまま。
毎日弾いたけど、到達点も何もないまま。

 

これ、ラクダなんだ

今と違って、練習ツールとして使ったのはレコードとカセットレコーダーだけ。
カラオケもなければパソコンもyoutubeもない。あるのはレコードとカセットと安いギター。

 

レコード買ってきて(or借りてきて)カセットに吹き込んで、何度も聞きなおしては、それになぞって弾いてみる。途中の早いフレーズがわからない。それでも何度も繰り返し聞く。弾いてみる。いわゆる耳コピ。やっとわかっても指が動かない。

つたなりコピー。誰にも聞かせることもできない。

 

まさに月明かりだけを頼りに砂漠を歩くラクダ


「こんなこと続けてて上手くなるのか?」

ことある毎に自問自答。

教本を買ってきても、全然進まない。
初級編の5ページくらいやると、あとはひたすら難しくて進まない。
楽譜も読めない。そんな日々。
それでも弾いた。(ここは強い意志

 

なんとか1曲通して弾けるようになって、中学の仲間に話しかけた。

 

先に「強い意志」と書いたけれど冷静に考えれば、少しでも上達しているのが実感できたからだろう。スキーにしたって、キャッチボールにしたって、たて笛にしたって、ちょっとずつうまくなるのがわかるのは楽しい。


そんなある日。同じ中学の同じクラスにベースをやっている奴がいて、その子(I君)の家に遊びにいった。

 

I君には双子の兄(ドラムとギター)がいて、その兄弟バンド3人にまざって弾いた。

「お?スモークオンザウォーター弾ける?」
どれだけ練習したことだろう?

 

生まれて初めて人前で弾くリッチーブラックモア。

あのフレーズから。


Deep Purple - Smoke on the Water

そして、いざギターソロ。

全然ダメだった。

家ではほぼ弾けたはずのあのギターソロ。

3人の伴奏が俺を置いてけぼりにした。

生演奏で合わせることの難しさを初めて実感した日。

 

それでも双子の兄のひとりがとても気さくで、ちょっと教えてくれた。

 

それはペンタと言う名のスケール音階。


アドリブについて少し教えてくれた。
3コードでアドリブを弾くというのを初めて教わって、その場で弾いてみた。
ちょっと弾けた。

 

アドリブなんて夢のまた夢と思っていたのに、ちょっと弾けた。

 

すごくうれしかった。

40年経った今でもあの時の嬉しさは忘れられない。

 

帰り道。

ずっと頭の中にあったのは「ペンタでアドリブ」

家でも繰り返し練習した。

今度会ったら、次またバンドにまぜてもらえたら、
「ペンタでアドリブ」だ!

 

ギターコードもかなり覚えた。


中学3年の夏休みが終わるころには「ペンタでアドリブ」があの日よりも少しだけ弾けるようになっていた。

 

この兄弟バンドではその後もう一回だけ弾かせてもらう機会があった。

うれしかった。楽しさを実感した。その後はなかったけれど。

双子の兄さんがすっごくうれしそうに笑ってた。I君も笑ってた。

バンドが楽しいと初めて実感した。

 

高校に入った。

自分の後ろの席の生徒が「バンドやらない?」誘ってくれた。

同じクラスの仲間が集まって文化祭バンドを組んだ。
高校一年の夏休み。

課題曲を決めてひたすら練習した。

 

人前で演奏するために。

リードギターの奴にいろいろと教わった。
曲をよく知っているベースの奴にいろいろと教わった。

キーボードはめちゃくちゃ上手かった。(彼は今でもその世界で活躍している)

 

断片的な知識の数が増えて、その中で模索していた。

ビートルズ、パープル、ビーチボーイズもやったなあ。

ギターが難しいのはリードにまかせてボーカルをやった。

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※数少ない貴重な写真をベース君がアップしていたけど、ギターは弾いてないw


楽しかった。それでもラクダはラクダだった。

なぜなら、自分のギターを録音してみて、思うのだ。


「弾けているつもりが、弾けてない」

 

結局、この時期あたりから上達しない時間が長くなる。

いわゆる「壁」。

 

ギター始めてFが弾けないのも「壁」だけど。
それは2週間もがんばれば、なんとか弾けるようになる。

ソロが弾けないのも「壁」。
でも弾けそうだと思うカンタンなものは、なんとか弾けるようになる。

 

ところが、入門者から初心者を過ぎると、壁の大きさが見えない。

 

練習して「弾けるようになった」→録音して「聞いてがっかり」


小学1年生のピアノの発表会みたいだ。
楽譜をちゃんと間違えずに弾いているのに、、弾けてない。

毎日同じフレーズを練習する。それでもリードギターの奴みたいには弾けない。

 

なんだ?どうすればいい?

 

わからない。孤独。自己嫌悪。

才能がないのか。素養がないのか。

 

【本格的なラクダ】

高校1年の終わりに短期のバイトとお年玉を抱えて、ギターを買いに行った。

grecoのEG-700というレスポールモデル。

 

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※この写真はネットからもってきたものです。実際の私のはこの色でしたが、ハムがオープンではなく銀色テカテカなやつでしたw

 

これに付録で付いてきたのがこの教則カセット。

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これは本当に役に立った!故成毛先生!ありがとうございました。

 

今でも教則本としてよかったのはコレだけだと思っている。

エレキギターの大事な基本がたくさん入ってた。

これでずいぶんと練習した。

後ろの席のギター君もコレで練習したと言ってた。

 

それでも。まだまだ砂漠だった。

結局 2年になっても3年になっても、ギターを抱えて歌う人で終わった。

 

「壁」が大きくなると、自分が上達しない時間が長くなって、つまらなくなる。これがまさにラクダ。360度砂漠の景色に囲まれて、ただただ歩く。

 

ニーチェさん、この例えはすごいわw

 

そのまま大学へ。


大学の軽音楽サークルにはとんでもなく上手いギターの奴が何人もいて、教わりたくて仲良くなる。とは言え、こっちは下手。あまり時間をかけて相手にしてくれない。ましてやバンドもいっしょに組まない。

 

でも気のいいギタリストから何度かアドバイスももらった。

中でもT君はダントツにうまかった。

そして、いつも明るく楽しいギターを弾く。

 

【T君から教わったこと】

 

ある日、T君がクリームのクロスロードを言う曲を弾いてくれた。


Eric Clapton/Cream -"Crossroads"- Guitar (SOLO) Lesson #6 with Chelsea Constable

※この動画の女性もかなり上手い!(まぁT君はもっとニコニコ弾いてたけど)

 

ギター1本で。イントロの途中からのギターワークがすごい。
ベースもドラムもいない。ただただエリックのギターを弾く。
歌のところは1コーラスだけ。そこからまたギターソロ。
脳内再生でベースやドラムのリズムがわかる。曲が伝わってくる。

(はぁ・・。弾けるというのはこういうことだ)

覚えたての「グルーヴ感」という言葉の意味もなんとなくわかった。

 

1人の時にどんな練習をしているか聞いてみた。
ゆっくりとスケール練習。好きなギタリストのコピー。

 

お、、同じ?!

 

ただ、彼はスケールをいくつも使っていた。
「いろんなスケールあるけどさ。お!?かっこいい!ってのはペンタだな」

 

うーん。。

 

間違ってない。間違ってない。間違ってない。

 

このまま練習を続けていけば、T君のようにグルーヴ感あふれるギターを奏でることができるんだろうか??いやできるんだろう。。しかし、差は歴然。。


それから彼はカンタンなコード進行を私に弾かせた。

それに合わせてギターのアドリブを弾いて遊んだ。

すごかった。どんなテクニックだとかそんなことはどうでもいいくらい。

そんなT君とは何度も遊んだ。

 

ちょっと弾きなれないコードについても教えてくれた。

 

9th、11th、dim、aug・・。

 

どんな曲のどんなところで使われているか?もヒット曲を例に弾きながらわかりやすく教えてくれた。

(よく覚えているのは矢沢永吉の「時間よ止まれ」の歌いだしでのaugとか)

 

彼の口癖は「自分のアドリブのフレーズは歌いながら弾くこと

「その歌がいいメロディだったら、スケールなんてどうでもいい。何度もコード進行を聞きながら歌うんだよ。」

 

ジョージ・ベンソンが実際に歌いながら弾いているのもT君の部屋で聞いた。


George Benson - On Broadway - LIVE

後にも先にも、私がギターをちゃんと教わったのはこのT君だけ。

 

大学在学中にT君はプロのスタジオでギターの仕事を少しやっていたと聞いた。

でも「ギタリストになろうなんて思ってないよ。やりたいことできないから」とずっと言ってた。
芸能プロに所属しているかわいい彼女とソファーでイチャイチャしながら。


間違っていないと確信しても、なかなかギターはうまくならなかった。
結局、大学時代はギターを弾きながら歌う人で終わった。

 

 (続く)

 

※続きはこちら。

 

aonbo.hatenablog.com

 

  

クッキーが運んだ秋。


中学2年になってギターに興味を持ち始めた。
フォークソングだの歌謡曲だのなんでもこい!
月刊「明星」のSongBook(ギターコード付)さえあればもうばっちり!ってことでキャロルでも陽水でもかぐや姫でもユーミンでもイルカでもなんでも弾けるぜ!そんな勢いで練習また練習!の日々。

 

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中3になると文化祭でバンドをやることに決定!
バンドができたら練習はさておき?さっそくチラシ&無料チケットを作って宣伝だ!

 

そう!いつも電車で会う他校の女子3人組に来てもらうために.。

うちらメンバー3人で「(せーの・・)バンド演奏するので文化祭に来てくださぁい!」って、、声をかけたら当日来てくれました!

 

そんなこんなでド下手なバンドをキッカケに3×3でグループデート。


秋が終わるころにはそれぞれ担当が決定して??初めてガールフレンドってものができました!(*^-^*)/

 

メールもなければスマホもLINEもない時代。

昭和のカップルは純情でした。。手をつなぐなんて考えたらもう顔がトマト×2です。

 

さて帰り道。楽しいガールフレンドといつもココでさよならって駅のベンチ。
なんてことない話を30分~1時間。


当時は喫茶店に校則で入ってはいけないし。
マクドナルドもドトールもない。


だから駅のベンチで話す。それでも楽しくてしょうがない。

 

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(これはイメージ画像です)

 

ある土曜日。突然彼女から『今日よかったら家においでよ!』と言われて、テコテコと彼女の家に行くことに。

彼女の部屋に行くってだけでドキドキだわな。
「ただいまぁ!」
「いらっしゃい!」
「おじゃましまぁす!」
「あらようこそ。」
「はじめまして。青ン坊と言います!」

なんかお母さんもドキドキしてるんじゃないの?

 

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広めの玄関でカンタンな挨拶をすると2階へ。部屋に入っておどろいた!
ウチの姉ちゃんの部屋とは大違い!なんてファンシーな・・・童話のお姫さまの部屋か?ってか、、床に畳がないぞ!

 

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※これもネットからの画像です

 

パステルピンクと水色に包まれた異空間。。ぬいぐるみたちは大小まざって行儀よく座ってるけど青ン坊は正直言って落ち着かない。。(汗 

 

「よかったらそこに座って・・」 指さす先はベッド!(  ̄△ ̄;

そーっと座ってまわりを見たら籐のチェストによりかかっているのはフォークギター。(天の救いだ!)

「(((*´・д・)弾いていい?」 「うん。弾いて弾いてぇ(・∀・`*)」 彼女が横に座った。

ベッドが沈む。恥ずかしくて顔を見て話せない。チューニングをささっと 合わせて・・早く曲弾かなきゃ・・・。

 

とは言えレパートリーがない!!文化祭でやった[ファンキー・モンキー・ベイビー]はさすがにまずい・・・。

あっ!!と思うやいなや歌いだす青ン坊!

か~な~しみ~にひ~であうたび~(歌詞まちがえないように・・・コードはAmとDmと・・)
あ~の~ひと~をほ~おもいだす~(*^o^*)~(暗い曲だなぁ・・)
そんなと~きぃ~♪そばにいて~♪~(あれ?( ゚д゚)?目を閉じちゃって?!カワイイ!)
か~た~を、だ~いぃて、ほ~しいと~ ミ゚Д゚,,;彡エッ?ナンダ??!!

 

彼女がもたれかかってきた!( *´ Д `)从^▽^ 从  やばい! やばい!!
コードチェンジするとヒジが胸に当たるよぉ!歌詞が飛んだ!!フゥ~mmm~♪鼻歌かぁ?(だってヒジが・・・)

 

なんとか適当にサビを繰り返してボロロ~ンとギターで終わりを告げた。パチパチパチ・・・「さすが上手ぅ( ^ω^)」
「え?・・なんか・・照れるね・・(汗スゲェ)」(言葉がとぎれてる・・って、『北の国から』の火事の後か?)

残念ながら?後はキャロルのノリノリの曲かダウンタウンブギウギバンドの「港のヨーコ・・・」くらいしか空で弾けない。。


弱った。。と思ったら!「そうだ!アルバム見る?!」 イイ!この定番的展開!
「うん。見せてよ」彼女が立ち上がった(ほっ・・)ギターを置く。

タイミングよく?階下から明るい声が。「○○子ぉ!!お茶入れたから!降りてらっしゃぁい!」


おおぉぉぉ!!おかあさん!私たちは決して過ちは犯してませんよ。髪の毛とちょっと胸が、、偶然ヒジにふれただけですよ!!!
なんて青ン坊の思いとは関係なく無邪気で明るい声の彼女。

 

「はぁい!今行くぅ!!じゃぁ、アルバム下で見よう (o^◇^)」

『青ン坊さんって歌もギターも上手ねぇ。。』  

注1)当時はカラオケすらない。
『あ・・( しっかり聞かれてた )・・文化祭にむけて練習したんです。』

 

アルバムには カラフルな服を着た若くて美人の女性が写ってた。(ママさんきれいだったんだなぁ。とか、そんなお世辞はまったく言えなかった)

 

幼い彼女と言えば、全然顔が変わってない(^-^;

「これよく乗ったブランコ。あははっパンツ丸見えだ!」 屈託ない。
『・・・』 彼女にとってもふだんには無い微妙な緊張感が重い。
アルバムにはすてきなスーツの人も写ってた。

(ふぇぇ・・お父さんカッコいいなぁ・・・ママさんのことよりも言えなかった)

その後、どこに住んでるとか兄弟の話とかいろいろ聞かれたけどまったく覚えてない。

(家庭調査?)

 

覚えているのは・・・・・??

 

「 あ~!!動物クッキーだ! 」( 中3ですからまだまだ食い気200%の彼女)
「青ン坊さんにライオンあげる!食べて食べて」 お母さんコッチ見なくていいですよ。 チラッ |ー゚) マァ!!
「あ・りが・・と」 紅茶をひと口。うわっ(やっぱ角砂糖2個は甘すぎた)
「あった~!!( ^ω^)ウサちゃん!かわいい!!(パリポリ)」
確かにかわいい。。え"?!アタマから食うの?ちょっと・・。

「リスちゃんみっけ~!イマイチだけどやっぱカワイイー!!」(パリポリ。。もぐぐ) それも食っちゃうの?ちょ・ちょっと・・。。

「青ン坊くんはどれが好き?」 「・・・・・。」   とりあえず笑顔(*´・∀・)キリン?クビオレテル?
カワイイけどさ。おいしいけどさ。感情移入しながらアタマから食っちゃうの?!

 

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「ママはねぇ。。このクマさんが好きかなぁ・・(パリポリポリ)」
「知ってるよぉ(パリポリ)このクマさんあんまりかわいくないからママにアゲル・・(パリポリポリ)」


(´д`;)怖ぇぇぇぇぇ。。 なんかちがうぞ・・・。

 

可愛いウサちゃんはアタマからパリポリで、可愛くないと人にあげる?!
さっき瞳を閉じて「ふれあい」を聞いてたコはまだ2階にいるのか?双子のちがう方か? ってかオレは今までどんな話してたっけ?アレ?宮沢賢治の「夜鷹の星」読んで泣いたコはどこ行った?


あぁ・・  _| ̄|○ そんなこと考えちゃったらもう食えない。。
ライオンくんゴメン。足だけ・・あぁぁ!!目が合ってる気がする・・。やっぱりダメだ。

紅茶は甘すぎるし。。ママと娘は愛玩動物型お菓子をパリポリ・・・。


なんで東鳩のバターココナッツじゃないんだ。キャラメルコーンとかカールとか・・ジャンクフードが無理なら「リンゴむいたわよ」とか・・・。


やっぱリ日本の冬はコタツでみかんだよ。。

 

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「おれ・・そろそろ帰んなきゃ・・」 彼女だけに聞こえるように言ったつもり。

『あら!夕飯用意してたのに・・。』 ウサギの丸焼きは出てこないだろうけど。
「じゃぁ、アタシ駅まで送ってく。まだ道よくわかんないでしょ」
(駅から家まで2回しか曲がってないからわかるけど・・・)

 

「ごちそうさまでした」
「またいらっしゃいね。これからもよろしくね」
「 また来ます 」(*'-')o(*,",)o ペッコリ
「じゃ送ってくるね」

11月の5 時は少し暮れていた。花のない桜並木。なんかこのまま帰るのはモノ足りない感じだった。


無造作に彼女の肩に手を置いた。添えたといった方が正しい。彼女はうつむき加減でそのまま駅まで歩いた。

 

自分の気持ちよりも彼女の気持ちの方がボルテージが高い感じがしてちょっと気が重かった。 肩に手をかけたのはそんな気持ちの差をどこか隠したかった。信号が変わりそうな横断歩道で手をつないだ。てらいなくできた。

 

改札から出てくる人波をさけるように券売機のはじの窓口の方へ。 

注2)当時の会社員は土曜出勤が当たり前でした。

「今日はなんかバタバタしちゃってゴメンね・・」
「そんなことないよ。きれいなお母さんだね。」
彼女がバッグからノートといっしょになにか取り出した。
「コレ渡したかったの。1人になってから開けてね」

リボンのかかった小さな箱をくれた。


あとコレ。交換ノート。
「ありがと。」 がんばって頭をちょっと撫でた。

「エヘッ」 無邪気に笑う彼女はほんとに可愛い!
「じゃね。」いつものトーン。
「またね。」改札を後にした。


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電車では運よく座れたのでまずノートを開けた。彼女らしい色とりどりのラインマーカーで書かれた「好き」という言葉が目立つ。(面とむかって言われたことはないけど)


正直なところ、それと同じ数だけ 「ゴメン」 と書いて返したかった。 続けて箱を開けた。指輪だった。もちろん高価なものではない。それでもイニシャルは入ってた。ためらわずにはめてみた。
サイズはぴったりだった。

降車駅に着く前にはずした。

指が重かった。

 

この日を機会にはっきりと醒めた自分に気がついた。

 

彼女が好きだったのは"私のような男の子”であって"私”でない、と勝手に思った。少なくとも青ン坊はまちがいなく"彼女のような明るいコ”が好みなだけで"彼女自身”を好きなわけではないと思った。


2ヶ月近く往来したノートには宮沢賢治のこと、好きなアニメ、中間試験のこと、やっと買った洋楽のレコードのこと。。


お互い趣味とか全然噛み合ってなくても書いた。話したくてしょうがないことが一方通行でたくさん書かれていた。どれもこれも、うれしくてしょうがないって書き方で。

 

春が来ても桜が咲いた並木道を並んで歩くことはなかった。

 

(これは以前某サイトにアップしたものを再掲)

 

世界の小窓 「アンドラ?」

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youtubeを利用して数年になる。

主だった目的は動画をアップして公開するため。

 

【趣味でやっているカバーバンド:パパデュ】


個人授業cover

 

・うちのツマさんの参加ゴスペルクワイヤ。【赤坂ジョイフルクワイヤ】


Hosanna

主にこれらの音楽動画?を編集してyoutubeに載せている。

1番の目的は演者本人たちが見るため。

よかったところ、わるかったところ。動画で見るとよくわかる。

 

でもね。そんな動画でも。

ネット(youtube)で公開すると世界中どこでも再生できるわけで。

 

極東の片隅でアップした動画でも何かがキッカケで世界のいろんなところで見てくれている人がいるんですね!

 

さすがyoutube!そのyoutubeからマイアカウントにアクセスすると統計のページがあって。。

国別、性別などいろんな統計が日付を区切って解析できるようになっている。

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ちなみにこれは1月の上旬の統計。で。この「上位の地域」というのを開いてみた。

※キャップチャー画像見づらくてすみません。

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日本で一番再生されているのは当然ながら。

各国で再生されているのがわかる。

 

で。赤丸の「アンドラ

 

はてさて?「アンドラ」。。初耳。でも2回再生されて、1分見てくれてたのがわかる。

 

さっそくググッた。

 

スペインとフランスにはさまれた国「アンドラ公国

東京23区より小さい面積。

人口8万5000人ほどの国らしい。

 

さらにグーグルマップで「アンドラ公国」と検索すればその国の町並みまでみることができる!すごい時代だw

f:id:aonbo:20170123130503j:plainその他

ピレネー山脈でスキーができる。

・世界各地から年間1000万人の観光客が訪れる国。

 

なんて情報まで入ってきた。

www.youtube.com

 アンドラ人でかっ!!ガリバーもびっくりだよ。

 

そんなお祭りもある「アンドラ公国

行ってみたいなぁ(^^)

 

というか誰がうちのバンドの動画見たんだろ??

 

昨年は「ラトビア」からアクセス(動画再生)があって、リオ五輪の重量上げにラトビアの選手が出てきたときは思わず応援してしまった(単純w)

 

なんとなくグローバル。