昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

めずらしくライブハウスでお酒を飲む。

昨夜はホール山口さんのライブを見にふらりと関内へ。

 

ふらりと地下鉄で行ったので、(車を運転しないので)お酒を飲んで楽しくライブ鑑賞。

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ホールさんの歌にはワビサビがちりばめられていて、なんというか、ペーソスなひとり芝居を観ているよう。

 

すでに何度も聞いている曲だけど毎回その言葉と間合いが心に刺さる。

役者だなぁ(^^)b さすがでした♪

 

対バンの「ガセ」は「風」のトリビュートユニット。

 

「風」は、あの70年代にフォーク界から二人組のユニットとして飛び出し、J-pop黎明期に日本のAORを模索して活動されていたユニット。

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名曲として残る「22歳の別れ」(かぐや姫時代にリリースされているが、風のデビューはこの曲だった)「海岸通り」「なごり雪」などはフォーク色が濃く、イルカなどがカバーしてヒットしたのは50代なら馴染みのある話。

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※ガセはニセショウゾウ1号、2号(写真右が1号、左が2号)と言う二人のユニット。

まさか「海風」までやるとは!?どれも完成度が高くて楽しめました♪

 

続いて井上百合さん登場。初対面ながら、ステージに上がる前にいろいろとお話させていただいた。

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(どこかでお名前を?)と思ったらうちのバンドが数年前によく出させていただいたライブハウス「ゴールデンエッグ」に彼女も出ていたとのことで、、納得。

 

井上百合さんのピアノ弾き語りは古き名曲の日本語カバーが中心で、ピアノのリズムが小気味よく、澄んだ歌声がストレートに入ってくる。

 

私もよく名曲カバーをやるので演者が「どう料理するか?」にはとても興味がわく。百合さんのカバーはとてもまっすぐ。ご本人のキャラ(お人柄)からの素直さが伝わってくるとてもステキな世界でした。

 

明るいスタンダードジャズを歌った後で、フォークルの「悲しくてやりきれない」が始まったときには、思わず涙が。。

 

ご本人がMCで語られる通り「悲しいこともありますが、やっぱり笑顔で!」

 

ザッツライト!楽しかったです!

 

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こういう小さめのハコでの“大人なライブ”に行くといつも自分のつたない音楽表現を考え直す機会にもなる。

 

で、オレはどうしたいんだ?」と自分に問う貴重な時間である。

  

音楽仲間のS氏のお友達の言葉に

「人生の残りの時間は、自分の好きな人とだけすごす。自分の好きな音楽だけを聴く。それでいい」という言葉があって。そんな会話も百合さんと話させていただいた。

「もうそろそろ、新しく広げなくてもいいかな?」みたいなw

 

そのご友人はご自身の死期を知らされて・・の言葉だったそうですが、50後半ともなれば、いつ向こう側へ行ってもおかしくない年なわけで。

 

さらに言うと、自分の場合は(アマチュアながら)演ずる側にもなるので

「自分の好きな音楽だけを歌って、演奏する」それでいいのかなと。

 

そう考えると自分の好きな音楽についても、しばし考える。

 

以前に自分の好きな音楽をたどると、中2と高2の時に聞いた音楽がルーツになるなんてことを書いた。

 

aonbo.hatenablog.com

 

最近KISSのコピーをバンドでやってみたら、とても楽しかったというのも中2で聞いた音楽だw いや、これがほんと楽しいw

 

aonbo.hatenablog.com

 

プログレをやるのもそんな自分のルーツによるものだろう。

 

aonbo.hatenablog.com

 

まぁプログレを演るのは大変だ。難しくて。。

「あんな曲できるわけない」って曲ばかり。

 

それでも当時鼻歌で歌ってたじゃないか?!

なんて思って、、鼻歌の?プログレを演じることにトライしている。

 

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昨日のライブの後にオープンマイクの時間があって。

 

トップバッターのMIHOさんの強烈な歌詞に圧倒された( ^ω^ )

彼女の作る詩は、そこらの歌には出てこない言葉が出てきます。

♫あなたを知りたい♫

から

♫あなたの血圧を測りたい♫

と来る。

コレ個人的に「部屋とワイシャツと私」以来のショックでした( ^ω^ )

 

そんな刺激を受けたこともあって、酔った勢いも手伝って、、弾き語りなんぞしてきましたw

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酔うとギターも歌も、、下手になるのがわかっていたんですが、ひさりぶりにWALKを。

 

こちらはうちのバンドのバージョンの「WALK」です。

youtu.be

 

あー、やっぱり歌はいい。また歌おうっと♪

 

「君の名は。」残念。他の名作と比べちゃいかんのか?

さてさて、2018年1月に観たアニメや映画の感想ブログを書いてきたけど。
このお正月極めつけ??は、1月3日のテレビ地上波初登場「君の名は。」だった。

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この作品。正直公開当初から興味がそそられず。テレビ地上波放映にてやっと観た。

 

観終わったときの率直な感想は3つ
①「こんなに話を複雑にする必要あったん?」
②「きれいな絵、今風な音楽・・・それで?」
③「これが大ヒットする時代なの??」

なぜこんなにウケたのか?どこに感動したのか?が正直よくわからなかった。

 

ひと昔前の「踊る大捜査線」(1997年)のようなテレビ局が総力あげて作ったころに「これが大ヒットか。ふーん。カッコイイ場面(カット、セリフ)をつなげただけ?」みたいな・・クールな(寒い)感想に近い。

 

刑事もので言うなら、その後2000年から始まった「相棒」の方がよっぽど面白いと思ったんだけど、これまた脚本家が入れ替わり作る、、当たり外れのあるドラマで。(劇場版はあまり評価してないけれど)

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アニメで言うなら、「君の名は。」とほぼ同時期に劇場でやっていた「この世界の片隅に」のが断然良かったな。

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イラストを描くのが趣味の女の子の右腕がうばわれてしまう場面には思わず涙した。

 

戦争のどこが国民のためだよ!ばかやろう!!と叫びたくなった。いや、映画を観るまでもないんだけどさ。

 

 

さらに言えば「この世界の片隅に」にはとても細やかな日常の心の機微も描かれていて、単なる反戦映画、反原爆映画ではない。それでいて、どこか明るいタッチ。なんともいい映画だった。

 

 

なんて書きながら「今の時代のセンスがわからないのはオレの方?」なんて考えて直してみる。

 

ちなみに公開当時30才くらいだった私の息子は「君の名は。」絶賛だった。

この熱の違い、、世代的なものだろうか?よくわからんw

 


もちろん大ヒットの要因をさぐれば、作品のよしあしだけじゃないのは重々わかっているけれど。(宣伝の仕方or露出量とか、話題作りとか、予告編の上手さとか・・)

 


ってことで勝手に、私の独断で選んだ過去のアニメ名作(劇場用に限って10作品)を思い出してみる。

 

ざっと思い出して書くので、順位とか、すぐに思い出せないのもあるだろうけど、ざっとね。ざっと10作品並べてみる。

 

風の谷のナウシカ

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②劇場版「Ghost in the shell 攻殻機動隊

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天空の城ラピュタ

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ルパン三世カリオストロの城

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時をかける少女

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サマーウォーズ

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銀河鉄道の夜

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鉄コン筋クリート

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⑨ちびまるこちゃん劇場版アニメ「大きな古時計

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AKIRA

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やっぱり、こうして並べた色んなタイプのアニメと比較しても「君の名は。」は勝てない気がするw え?マルちゃんには勝てる?いやいやいや、個人的にはマルちゃんの劇場版1作目はすっごくよかったけどな。泣いたぜーw

 

この順位に不満はあるでしょうけれどw特に順位には意味無いです。

 

10個並べたアニメ作品には、どれもしっかりした世界観があって、クライマックスに向けて大きなカタルシスがあって、見終わったとき「よかった!!」って気持ちが満ちるわけで。

 

深海さんの作品特有の【小さな謎解き+切ないもやもや】は、足りないんだよなぁ。。うーん、ハルキスト的?それもちょっと違うよなぁ。。

 

こうして並べた過去作品と比べちゃいかんのか?

絵がきれいだから??もちろんそれもひとつの要素だけど、、総合点でも達してないよ。。

 

 

 

 

Star Wars:最後のジェダイ(><; ダメだこりゃ。。

さてさて、2018年の始めに見たもうひとつの映画。


スター・ウォーズ:最後のジェダイ

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40年前の?学生時代に見てからずっと好きなSWですが、なんだかカツカレーずっと食べてたから、今さらちょっと飽きたよ感?みたいな気分で映画館を出た。いや美味しいんだけどさ。。

 

観ている途中で「で、今回の話の落とし所ってどこなん?」とか冷静に探している自分がいて、中に入りこめなかったんですねぇ。。(前作は  ”ことの始まり”  だから?そうでもなかったんですが)

 

戦闘シーンになると「こんだけ殺し合ってて、どっちがいいとか悪いとか、正義だの暗黒面だの・・ないよなぁ・・」なんて気分にもなり。。

 

怒りや憎悪のパワーに対して「非道は絶対ゆるさん!」と言った感情パワーでおさえようとしちゃいかんと、、あらためて思ったのだけれど、ダメかなぁ。。

 

たとえは悪いけど、暴徒の民衆vs機動隊の武力行使のニュース場面見て「どっちがいいやら悪いやら?判断つかない」のと同じような・・。

特に敵を倒したときの「ひゃっほーーー!」みたいなノリ。。

 

「○○だから、やつらは悪い!」だから倒す!という争いなんてよっぽど幼稚な発想のように思えてきちゃってねぇ。(いや元々そういう映画なんですと言われればそうなんだけど)

 

 

うーん、、いやいや、でもでも、「まおゆう」みたいな素敵なアニメを本気で作る人たちだっているんだし、アニメだって映画だって捨てたもんじゃない!


特に、常に話題で、世界的にトップに君臨し続けるSWだからこそ、、明解なメッセージが出てきてほしかったなぁ。。


小学生の頃にウルトラヒーローが怪獣と戦いながら街を壊しちゃって心配してた感情みたいなw(これじゃどっちもひどいじゃんって)

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それでも(建物とか道路壊しまくっても)怪獣をやっつけてくれたウルトラヒーローに感謝するってどっかおかしくないか?みたいなw

 

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最後のホウキ?モップ?
あれはよかったなw


ショーをやる酒場の掃除のお兄さん、、歌も踊りも大好きで・・みたいな?アメリカンドリーム的場面を彷彿させてくれてね。

 

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もうフォースってなんだかわからなくなってきちゃったけどw

 

SWって何がテーマ?と言うよりアトラクションの題材のひとつになっちゃった感、つよし。ひとことで言えば「中身無し」


少なくともダースベーダーのエピソードには中身があったよなぁ!

 

レン君は今いち。キャラは日本の戦隊モノのグッズ売り商法まるだし。

個人的な点数つけさせていただきますと・・45点。


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で。今回も前作同様にSWの大ファンのK君とツマさんと私の3人で見た。
これは恒例の(高齢の?)行事となってるので楽しい限り。始まる前にいろんな話をして、観終わってまたいろいろと話をするわけで。K君の方が私の100倍SWに詳しいので質問も躊躇なくぶつけますw

 

正直、今回の内容は予定調和な部分が多くて、個人的に大きな驚きはなく盛り上がりに欠けた。

 

アメリカンな娯楽大作だから「完全懲悪」でいいし、予定調和でいいんだけど、「正義」と「悪」の差が微妙になってきててなんともスッキリしなかったなぁ。。カタルシスが無かった。なんだろう?最近のアメリカ映画のカタルシスの無さ。。

 

次回もちろん行きますけどね。お楽しみは・・ほうき。