昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

2016-09-01から1日間の記事一覧

【スポ根漫画:野球編③】

70年代になると貧しい家庭の主人公がスポーツでがんばって勝っていく姿は、少年たちの生活が豊かになっていくにしたがって指示されなくなってくる。 「ごく普通の少年の、ごく普通の野球漫画」 その中に友情や野球に対する情熱があれば、そこにはドラマがあ…

【スポ根漫画:野球編②】

かの喜劇王チャップリンが無声映画からトーキー、つまりセリフを話すようになったことを自戒の念をこめて「これは映画界の堕落だ」と言ったらしい。 70年代になるとスポ根漫画の野球にもこの「堕落」がやってくる。 その代表格が「巨人の星」である。 貧し…

【スポ根漫画:野球編①】

昭和のスポーツ番組と言えば相撲と野球とプロレスだった。 大人たちだけでなく少年たちはスーパースターの活躍に夢中になった。 少年たちは空き地を見つけては野球をやった。 雨の日は野球盤もやった。三角ベースという路地裏のミニ野球ごっこは全国的に同じ…

1億総文盲化?

1960年私は生まれた。それから数年の間に誰もがテレビに夢中になった。 大宅氏によって”1億総白痴化”と言う言葉が流行ったのが1957年だったそうな。(wikiより) それから早60年近く経ってしまったけれど。私は60年代生まれなので世の中が白痴化の始まりのこ…