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昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

リヴィエラを撃て

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リヴィエラを撃て (高村薫著)

 

読後の“切なく、哀しく、虚しいラスト”は既存の話にはないものがあります。

心に穴が開いた感覚を小説で感じさせられたのはこれが初めてかもしれません。

 

構成力と脚色の緻密さがドライな世界に色あいを加えて、3時間半くらいのドッシリとしたヨーロッパ映画を観ているかのようでした。

 

時代の流れに抗いもしくは流されながら北アイルランドの国際スパイは何をしたのか?何ができたのか?その真意とは?


読者の心の動きを手にとってるかのように話は進みます。

 

人物の背景描写から始まり、見えない何かが見えてきたときに彼が受けたショックがそのまま伝わってきました。さすがです。

 

「そんなにおもしろいの?」と腕組みをしてるあなたにおすすめしたい。

 

ドスンと重い赤ワインを1人で飲みすぎた翌朝のようなけだるさがありますねw

 

リヴィエラを撃て〈上〉 (双葉文庫―日本推理作家協会賞受賞作全集〈70〉)