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昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

「夏目漱石の妻」 ほんとよかったです(ネタバレほぼ無し)

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NHKのドラマで全4回。第一回目は途中からだったのだけど、あまりに良くて何の予備知識も無しに吸い込まれてしまった。


幼いころに愛情を注がれることがなかった漱石と愛情をいっぱい受けて育った妻の物語。


自分勝手で癇癪持ちでプライドが高くて家族への愛情の示し方がわからない漱石を、どんなにつらくても包み込もうとする妻
99のひどい仕打ちの中にひとつでも愛ある言葉があればがんばれる妻の奮闘記でもあり、また一部社会的な側面を映しだした明治の東京もあり、とても楽しめました。


個人的な話になりますが、私の娘は生まれた時からあまり笑うことがなく私の母は「女の子なのに愛想がないわねぇ」などとよく言ってました。ところがその無愛想な娘が何かで笑うと、もう家中が大喜びになるのです。
逆に愛想の良かった息子は始終ニコニコしているのであまり価値が無いかのように??親族からごく普通に扱われていた記憶もあります。
(その時、愛情表現はピンポイントでもしっかりと行うことが大事であり、毎日アイラブユーなどと言う必要はないのだ。。などと思ったものです⇒さほどおおげさでもなく・・)


まぁ無愛想な娘と漱石はかなり違いますが、漱石の妻はどんな状況でも「家族のことを考えてくれている人、私のことを愛してくれている人」と信じていることが、見ているこちらの胸を打ちました。

 

ドラマの出来栄えとしては脚本、演出、音楽、カメラワーク(とってもステキな絵がたくさんありました)などどれもすばらしく、特に主人公の鏡子を演じる女優小野満知子さんには大きな拍手を送りたいです。


涙を流しながら微笑みを少しだけ浮かべる表情、つらくて悔しくてそれでも夫を信じる表情などなど、、何の抵抗もなく感情移入できて物語を200%堪能できました。(第一回から涙あふれました)

 

ちなみに私は妻といっしょに見ていたのですが、猫の話が終わればディズニーのねずみの話になったり、親がお金を無心にくる話があれば昔の親族の話になったりといろんな話をお互いの引き出しから出して夜更かししました。

 

ひとつのドラマを見たものどうしが、何かインスパイヤされて会話に花が咲く。それもそのドラマがよかったことの証かと思います。

(稀にスッゴイ駄作でも盛り上がりますけどねw)

 

これはDVDが出たらもう一度観たいと思いました。(ベタほめっす!)