昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

猛毒日記① [元Super Stupidのジャッキー大高]レビュー

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90年代に大活躍したバンドSuper Stupidのメンバーことジャッキー大高氏のオーディオブック「猛毒日記vol.1」を聞いた。


およそ2時間半にわたって自身の語りで綴られた青春のページ。


若きジャッキー君が思ったことがそのままの言葉で、書かれていて面白かった。何より聞き終わった後の読後感がいい。

内容は6つに分かれている。

1:醜いあひるの子
2:Start The Fear Days
3:初体験
4:ザ・カジノス
5:初めての旅
6:運命の人

これはシリーズの1作目で、彼が17歳のころから数年分の日記。まさに日記を読む形で淡々と語られている。
しかし、内容はけっして淡々としたものではない。

 

いや、熱い!


自分の大学生の頃の「あー、今日はだるいから、休んじゃお」とか「レコード屋まわって喫茶店で時間つぶして、それから仲間と飲むかな・・」
なんて、怠惰な日のことを思い出してなんとなく共感する人は多いと思う。


かと思えば「なんとか彼女と近づきたい」→「あー、、オレのこと見てる!」みたいな甘い恋の話。

 

若きジャッキー君が思い描くぼんやりとした将来像。


大好きなギター弾いて、バンドやって、ロックスターになって・・。なんて夢が少しずつ近づいていく様。

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それと同時にバンドでがんばっている周りのバンドの話、ジャッキーが関わった業界の人の話、当時の遊び、酒、入院、旅、女。


いろんな要素がそのまま書かれている。
ちょっと悪い遊び、女の子泣かしてしまった、それで落ち込んだ・・そんなエピソードが厚木・平塚~世田谷(三軒茶屋・若林)へと舞台を移しながら静かに展開していく。
日記のしめくくりが、どこか微笑ましい。


当時の日本のアマチュアバンドのことをまったく知らない人が聞いても面白い。

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彼の語りは、正直滑舌がよくないので、聞きづらいところもあると思う。
けれど、その素朴な感じが聞いているうちに心地よくなる。

 

私個人的にはバンドの話よりも、入院していた頃の話がとてもよかった。(状況が目の前に浮かんできた)

 

そして6つ目の項目「運命の人」との恋の話。自分も傷つき、そして彼女を傷つけてしまった話。

 

その中で本人が感じたもの。

こうした回想を当時の日記を掘り起こしながら、今のジャッキーが感じている様が伝わってくる。

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「当時のオレ、バカだったなぁ」
「当時のオレ、何やってたんだよ」
「あぁ、、それはオレのヤキモチじゃないか」
なんて思いながら、どこか若きジャッキー君今のジャッキーが愛でている様がいい。

 

・10代、20代とアマチュアバンドをやってた人

・今バンドやっている人

・バンドじゃなくても夢を追いかけたことのある人

 

そんな人たちに是非聞いてほしいオーディオブックである。

 

※ただし、日記を読んでいるだけなので、人物の名前が出てきたときに、一瞬「??」誰のこと?男?女?先輩?友達?など最後までわからなかった人もいました(^-^)

 

 

(おわり)

WHAT A HELL'S GOING ON?

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