昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

猛毒日記③ [元Super Stupidのジャッキー大高] SSレコーディング&ツアー:出会いと別れ

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このところ、ずっとはまっているジャッキー大高氏の日記の第3弾。オーディオブックを聞く。

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冒頭からファンの子との赤裸々なこと。風俗遊び。破天荒な日々を送るジャッキー。
20代前半のロックミュージシャン。頭の中はギターと女のコのことで大半を占める。それがそのまま書かれている。
(このあたりは赤裸々すぎて女性は苦手かも?)

 

それから、再度インドに行った話。

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同行した友からのメッセージ。その手紙を読むジャッキーの中にはなつかしさだけではなく、自分との対峙が常にある。

 

中盤になるとファンなら誰もが聞きたい話。Super Stupidの当時の話が日記に書かれている。メンバー、関係者、仕事となれば楽しいだけじゃない。才能あるイッチャンのこと、自分の等身大の力のこと。

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そして始まる山中湖でのレコーディング。(眠れない部屋の話はかなりリアル)全国13ヶ所ツアー。ツアーの途中で感じる疎外感。


何かがいつも足りないジャッキーの心の不安はドラッグへ。そして信用を失っていくジャッキー。

 

「当たり前のことができない自分」を見直す姿は聞いていて心が痛い。
それでも自分を叱咤する。日記の中で誓いを立てる。

「ちゃんとしなければいけない」
“自分の中でうごめくトラウマ”心の闇をそのまま日記にさらけだす。

 

後半。「砂織ちゃんと別れた」と語ってから綴る彼女との心の交流。手紙のやりとり。


当時の手紙の文面を読むジャッキー本人。自分が作ったミックステープを聴いた彼女からの手紙。あたたかい。


「最近きれいなものを見ていないから箱根のきれいな景色をジャッキーと見たい」と言う砂織ちゃん。

 


そして何より『“薬”に頼らず、がんばってほしい』と言う彼女の熱い思いを正面で受けて、自分の罪を吐露する。別れを受け入れる若き2人。

 

ヨーロッパ映画の1シーンを思い浮かべながら、淡々とした語りを聞いた。
メチャメチャな日常とブルーな心象風景。

 

そして終盤。ツアーの最後をもってSuper Stupidの脱退を決意。人間関係を断ち切って、一からやり直そうと決意する。妻と息子に会い、悪友シブヤ君と話し、葛藤の中で次のステージへと向かうジャッキー。自分の一番好きな音楽と、いちばん大切な人と向き合うために。

 

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彼の日記はいつも本音のつぶやきであり、嘆きであり、叫びである。

 

SuperStupidの話(当時のジャッキーの心)はかなり衝撃的だった。

「あぁ。。そうかぁ。。あの当時そうだったのかぁ・・」と妙に納得しながら聞いた。


最初(1作目)の感想でも書いたけれど、本人はナレーターではないので滑舌はよくない。けれど、それに慣れてくるとなんとも人間味のある(どことなくヘタウマ漫画みたいな?)語りに聞こえてくるから不思議だ。

 

未読(未聴)の人はできれば1作目から聞いてほしいなぁ。

 

シタールを使った曲、アコースティックギター独奏の曲などなど、楽曲も聞きごたえある作品。