昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

猛毒日記④「元Super Stupidジャッキー大高」SS時代と心の病い:Mother

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4作目は、SSファンには記憶に新しい人もいるかもしれない90年代~00年代。


【悟り】について自身で語るジャッキーの言葉。
「オレは一度どん底まで行ったからわかる」と言う言葉の中にあるのは、闇の迷路から自力で抜け出したという自負。
マイナスのパワーがプラスに転じているのがわかる。これは本当にすごい!Super Stupidでの彼のプレイの裏側を垣間見ることができた。


super stupid@air jam 98

 


アートでもスポーツでも武道でも、ダメな自分を正面から見て、少しずつ克服していくことで得られる感覚。マックスになったときに超える壁。誰にも止められない感覚。

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精神科の病院に入院した時の話。

仲間たちに認められても、自分の中で脱しきれていない闇。山奥の病院の鍵のかかったVIPルームと言う名の独房。睡眠薬による昏睡。懺悔。脱走。コンプレックス。トラウマ。


どこまで行っても逃げ切ることができない自分との闘い。

そこに届く父からの手紙。妻からの手紙。
200%愛にあふれた手紙でゆっくりと溶け始める何か。。

 

Vol.1~3まではほとんど触れなかった「母親」の話。13年ぶりの再会。けっして幸せになっていない母。その母につれていかれた妹との交流。妹への愛。

 

ジャッキーにとっての家族とは、スタートがマイナスのモチベーションでありながら、否定できない原動力だったのがよくわかる。

 

そしてジャッキーの音楽をよく知っている人からの手紙。

これからのジャッキーを応援する言葉は、とても厳しいけれどあたたかい。ロックスターの作った幻想と現実について。ジャッキーの才能について。


「ライフワークとして音楽を続けてほしい」

 

すべてを失ったと思った時に、すべてから逃げだしたジャッキーの元に、差し伸べられるあたたかい手。


その中で痛みや闇を力に変えようともがくジャッキーの闘いの日記。これが猛毒日記の全てであり、そして最終章だった。 

 

最後まで諦めないことが大事。そのためには何か信じるものがないといつか折れてしまう。ジャッキー大高氏は「音楽の力」を信じている。

 


The Casinos Gamblin Man

「引き止めるなんて無駄なことさ〜♪」


音楽は決して裏切らない。彼は音楽と愛によって、最後のところで踏みとどまった。
マイナスからのスタートがやっとレベルゼロになったのかもしれない。

 

長い自分探しの旅がひと段落して、日記をまとめて形にしたのだと思う。


そして、これから先の彼の旅に今後も注目していきたい。なぜなら数少ない本物の音楽家だから。