昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

ボヘミアン・ラプソディを観てきた。

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ボヘミアン・ラプソディを観てきた。いろいろ細かいことは抜きにして大変よかったです。

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(表記の中に細かなネタばれあります)

今回の映画、SNS仲間の間でも評判がよくて、夫婦で観てきました。

何はともあれ音がよく、名曲の数々を大きなスクリーンとともに堪能できた。

これだけでも古き1ファンの私は大満足です。

以下思うままに。

・オヤジ(私)が見て泣いた理由
正直なぜ泣いてしまったとか、どの場面で泣いたとか細かいところはどうでもいい話なのです。

フレディが初めてロジャーとブライアンの前で歌った時にすでに涙腺崩壊。

まぁ一言で言えば「Queenへの思い入れ」と「フレディがいない」ということなんでしょうね。

・登場人物が似ているとか似ていないとか、それも特に言う必要ないと思いました。

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個人的に「彼はもっとこうなんだよな」というのは人それぞれあるでしょうけれど。

いっしょに観たうちのツマさんは「主人公が本人と一致しないまま観ていた」と言ってました。私も「どこまで似ている?」と聞かれれば疑問はありますが、映画の出来映えに影響するほどのことはなく、映画作品としてじゅうぶん楽しめました。

 

・音楽ビジネスの中での金銭問題とか、プライベートの恋愛の部分とか、いわゆる裏側の話は知らなかったファンにはうれしいような、知りたくないような。。

複雑な気持ちで観ていました。ただこの映画の終わり方はとてもよかった。

(以下は個人的クイーンの思い出の話)

 ・フレディの恋愛観については、今は素直に見れる(語れる)時代になったものだなぁ・・とちょっと感慨深いものもありました。

 

 

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私が初めて聞いたクイーンは中3の時(75年)に友人が買った「キラー・クイーン」のシングル盤でした。友人宅のステレオから流れてきた音楽はあまりに華やかで、ツェッペリンとパープルしか知らなかった私には「とらえどころの無い万華鏡を観ている」ようでした。

 

その年の暮れに、キラー・クイーンが入っている「シアー・ハート・アタック」を買って聞きまくりました。

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今でもブライトン・ロックのイントロの前に入っている雑踏の音を聞くと心がざわざわします。

 

その年の暮には「オペラ座の夜」が発売され、毎週見ていたベストヒットUSAでのマンスリーセレクトとして「ボヘミアン・ラプソディ」のPVが1ヶ月(週一で4回か5回放映)にわたって紹介されたのを記憶しています。放送は76年だったかもしれません。

「キラー・クイーンの次はコレかぁ・・すごいなぁ」と思って観ていた記憶しかありませんw

ただ、私は友人のススメもあって、オペラ座の夜を買う前に、2ndを買いました。

このQueenⅡこそが青春の1枚だったかなぁw

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その後「オペラ座」は友人から借りて聞きましたw(買わなかった)

「華麗なるレース」はFMの番組をエアチェックしてカセットで聴いてました(これもお気に入りだけど買ってない)

JAZZ以降のクイーンのアルバムは聞いてません。ヒット曲だけは知っていますがw
(ロック色が消えてしまって楽曲に魅力を感じなくなってたからです)


QUEENのライブは大学4年の時に1982年の西武球場で音楽サークルの仲間と観ました。
ブライアンのファンだったギター小僧の私が、ステージではずっと(ブライアンが1人舞台でギターソロを弾いた時以外)フレディしか見てなかったほど、フレディは凄かったです。
ライブ・キラーズのジャケット写真と同じバリ・ライト(照明装置)が動きながら光っていたのが印象的でした。

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その後フレディの死を知り、2005年横浜アリーナでのクイーン+ポールロジャースの公演を観ました。

このライブは、当時大学生の息子と行ったのですが、フレディの顔が大きなスクリーンに映しだされて歌声が聞こえた時に、隣の息子なんぞまったく忘れて涙が止まらなかった。
(もちろんポールロジャースはすごかったんですけどw)


まぁ、形はまったく変わってしまっていましたが、どちらも「フレディ・マーキュリー・ショー」だったというのがライブを実感したオヤジの感想です。

 

それからすでに10年以上経ってしまいました。

クイーンの思い出はそのまま凍結していたのですが、この映画で、奥の奥の方に置いていた箱を開けられて、自然と涙があふれたのだと思います。

あぁなんだか湿っぽいブログになってしまったのでこの辺で終わりにします。