昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

「Fを弾くコツを教えてください!」

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「何かを始めてみようと思った時に、今の人はどう行動するんだろう?」なんてまたまた、どうでもいいことを考えてた。


例えば「ギターを弾きたい」と思った時
①独学で入門書を読んで実践してみる
②ギターの弾ける人に教わる
③習いに行く
まぁ①~③のどれでも続けていけば弾けるようにはなる。

ただ、とりあえずでも目標がハッキリしていないと続かない。

順番としては
①なんでもいいからギターをゲットする
持ってるけど弾いてない人なんて世の中たくさんいるから借りてくるんでももらうんでも可)
②入門書をひとつ。
中古本でもなんでもいいから、エレキなのかフォークなのか自分のやりたい曲の
ジャンルを選んでその手の本を手に入れる。ちなみにジャズとクラシックは初心者は避けたほうが無難。
③1曲マスターする。
ジャンジャカ弾く伴奏だけでもいいから、曲を弾く。
④うまくいかないところを、弾ける人に聞く。まわりに弾ける人がいなかったら
ネットで検索してもいい。
・弦の張替え ・チューニング ・左手の基礎 ・右手の基礎 ・ピックの持ち方 ・アルペジオなどなど
検索すればなんでもネットにある

とここまでの間でもいくつか難関はある。
まず指が思った以上に痛いし。コードを押さえると手はつるし。
リズムが一定にならないし。

で、ネットで見ても

yahoo!智恵袋に

「Fを弾くコツを教えてください」なんてのがよくある

【ベストアンサー】
練習あるのみ。
これはコツじゃないけど、コツなんだわ!

 

ギターは手で弾くと思っているんだろうけど、正確には違う。
脳が手を動かすものなんで、つまり脳の指令によって弾くもの

その指令が正確に伝わって音が出たとき=弾けるようになったってこと

(手が指令どおりに動くようになったってこと)

じゃぁどうやれば脳の指令がうまく働くか?

これが練習あるのみなんだわ。イメージトレーニングとかは睡眠中に行われているからわざわざやらなくてもOK。


世の中で売れている本を観てみると、「コツは簡単!すぐできる!!」みたいなキャッチコピーのいわゆるノウハウ本ってのがたくさんある。
あるけど、ノウハウ本はあくまでもノウハウだけ。ハッキリ言えば中身はないのよ。


受験術で、こまかい点はとれても、長文読解で実力ためされて、だめだったことってあるかなぁ・・(私はあったw)

実力をつけるのに、ある意味ノウハウは逆効果なことのが多い気がするんだよね。

 

ギターはひとつの例だけど、「コツを教えてください」って聞きたくなる気持ちはよーくわかる。
わかるけど、「急がばまわれ」なんだわ。間違った練習法もあるかもしれない。
(事実、私はギターで左手が腱鞘炎になって、1年弾かずに治療に専念したこともある)
それでも練習がすべてなんだわ。

 

「手が小さいから。」

「指が短いから。」

「もともとリズム感悪いから」
そんなの乗り越えたプロのギタリストたくさんいます。
その人たちはみんな知っています。コツなんてない。練習しているうちに自分のやり方を考えて工夫した結果だって。

ちなみに自分の知り合いのプロのギタリストは

ギターは教わるもんじゃない」って言って講師の仕事はいっさいしなかった。

 

わが子(20代)と話をしていて感じるのは「失敗したくないからやらない」と言う思考回路。ちょっとさびしいなぁって思う。いろんなことにトライしてほしいなって。


ギターのFはやっているうちに、なんとなく弾けるようになってくるもんで、ネットで検索するといくつか出てくるけど、まぁ結局は数やることです。


「なんとか弾きたい」と情熱が冷めないうちに弾けるようになった人だけがたどり着くものなんだわな。

もちろん楽器に限らずね。

営業成績があがるノウハウ本を10冊読むなら純文学を3冊読んだ方が道は開けるかと思うし、お金持ちになるための成功本を読むなら名作映画を3本観た方が近いと思う。

 どこぞの社長の自伝よりはニーチェの言葉のがよっぽど役に立つわなw

超訳 ニーチェの言葉

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