昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

まちがいだらけの曲選び(けいおん?)

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さてさて、すでに秋です。文化祭でバンドをやる人もいることでしょう。かく言う私もウン十年前の学園祭でバンドをやったのが始まり。今でも月に何度かはセッションに行き、年に何回かはライブをやっています。

で。そんなアマチュアバンドの先輩から見知らぬ後輩へのアドバイス的な話を少し。

 

テーマは選曲!

初心者が集まってバンドを組む。
ヘタなのはわかっているけれど、3曲できあがってくれば、どこかで発表したくなるって気持ちはよくわかる。(私がそうでしたw最近は私のツマさんがそうです!)

1番大事なのは、バンドのチームワークと練習!練習練習!!

 

そして次に大事なのは、曲選びだと思う。
もちろん、わざわざ好きでもない曲をやる必要はないけど、聴く側に立った選曲をしているか?という点はとても大切だと思う。ココを外されちゃうと、見ていてつらい。。


具体的には

 ①自分たちのバンドの特徴、つまりウリは何なのか?

人前で演奏するんだから、何かウリを持たないとね。
例えば、ボーカル(歌、パフォーマンスも含めて)がうまいなら、演奏がシンプルで歌を聞かせる曲を選びましょう。(コーラスがうまければコーラスの部分を強調した曲もいい)

ギターがうまいなら、ギターソロ(リフ)がしっかりと入った曲を選べばいい。そこでギターがカッコよくソロを弾けたら見ているお客さんも楽しい。

いつもお客さん目線で考えて、楽しませるために、ウリがはっきりわかるように曲を選ぶのが1番。

 ②同じくらいのテンポの曲を続けてやらない。

仮に30分枠で5曲やるとして。
1曲目早いテンポ、ちょっとしたMCはさんで2曲目ミドル、3曲目早い、MCはさんで4曲目スロー、メンバー紹介して5曲目早い、と言った感じでやると、聴いている側も飽きずに乗れる。
もちろん違う構成でもいい。だけど似たようなテンポの曲が多いなら、違う曲調のセットリストを。

 ③オリジナル曲について

アマチュアの場合、オリジナル曲で30分やると、だいたいお客さんはしらけてしまう。仮に演奏時間が30分枠だったらオリジナルに10分、カバーに20分くらいがいいかと思う。カバーは完全コピーじゃくて、ちょっとでも自分たちのアレンジにしてやるってところでオリジナリティを出す。これってまさにセンスが勝負です。

※難しい部分を簡単にするってのも場合によっちゃアリだと思うw

 ④聴いてカッコいい曲と、プレイしてカッコいい曲はちがう。

プロの音源はとてもいい曲なんだけど、実際にバンドでやってみるとどうもカッコよくならない。
こういうのはよくあること。しこたま練習して人前でやるなら、バンドでやって映える曲を選ぶこと。単純に元の曲がバンド演奏のもの(ライブなど)は、そのままバンドでコピーしてもカッコよくなるけど、ソロアーティストの曲はバックにオーケストラが入っていたり、コーラスがたくさんからんでいたり。。いろんな音の仕掛けがあってカッコよくなっているから注意。

 

それから有名アーティストになると「あの人がやるからいい」って曲はたくさんある。つまり、存在感で持ってく曲ね。
それを選ぶと、やってる本人たちは気持ちいいけど、聴いてる側は最悪。どこがいいのかまったくわからん・・。って話になりかねない。

 

 ⑤どのくらい練習するか?

とりあえず、ギター、ベース、ドラムは楽器自体や楽譜を見ながら演奏せずに、お客さんに目を向けて演奏できるレベルまでがんばる。


たまに指板を見る程度ならいいけれど、始まってから終わりまで、ずっと下向いてるギタリストはちょっと痛いw
歌も歌詞を覚えるのは当たり前。軽く踊りながら歌えるくらいまでは練習する。
家で弾くときだって、部屋で立って前を見ながら弾く。それで95%間違えない程度まではがんばらないとね。

 

 ⑥定番曲でもりあがる!

これが一番手っ取り早い!70年代の古きロックは洋楽も邦楽もバンドで演奏しやすいものがたくさんあるし。もし洋楽の古き名曲にトライするなら、ビートルズよりはローリングストーンズのが簡単だし、クイーンよりはKISSやエアロスミスのが簡単でもりあがる。(コレ読んでる人はアーティスト自体を知らないか?)

邦楽で女性ボーカルなら「タイムマシンにおねがい」なんて何万のいや何十万のバンドがやってるし、これ今でもけいおんの課題曲にしているところあるみたいw ノリがよくて曲も歌詞もわかりやすくて盛り上がるね。

50代の私が言うとアレだけど、いまだにどこぞのセッションとかでもやる定番曲だものw

 ちょっと難易度高めだけどアニソンも盛り上がる!歌も演奏もがんばって、ライブでやれば、お客さんも大合唱ってな盛り上がりになるかも。

もし集まるお客さんが同世代なら、その世代の高校時代に流行ったものをやるのもアリだと思う。

 

※最後に
お客にうけなくてもいい、オレたちは、好きな曲をやる」ってスタンスは悪くないし、個人的には大好きです。まさにそれが、アマチュアの特権だし。
最高に楽しんで演奏しているさまは、お客さんにもそれなりに伝わるもの。

 

だけど、必死になって、難しい曲に手をだして、70%くらいはできてるんだけど聴き苦しい場面がたくさんあるのはやめたほうがいい。ジャズ系、ポップスでもスローバラード系は特に注意。え?変拍子バリバリのプログレ?いやぁ、、そういう趣味の人が集まる場ならいいですけど(汗)「なんとか弾ける」じゃなくて「楽しく弾ける」まで練習してね!

 

選曲は身の丈に合わせてやる。そして楽しむ。これが1番。

 それでは楽しい文化祭シーズンを。

 

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