昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

ポールマッカートニーと39人の子どもたち【東京公演最終日】

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観てきました!最終日。

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で。ライブ感想の前に。

【私の中のビートルズ

 

私のビートルズとの出会いは小学生の頃のこと。兄のレコード(EP:シングル盤)「ビートルズがやってくる!ヤァ!ヤァ!ヤァ!」が初だった。

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中身はご存知「A Hard Days Night」

たぶん初来日の頃だと思う。1966年。

すでに空前のブーム。


テレビでも新聞でもメンバーがハッピを着て飛行機から降りてきた姿を写していた。

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とはいえ正直小学生の私には何がいいのか?まったくわからなかった。

それから10年ほど経って。

高校時代にバンドをやっていたこともあってビートルズのコピーは何曲かやった。

Get Back
Back in the USSR
Hey Judo
Let it Be
Two Of Us
REVOLUTION
LADY MADONNA

記憶にあるのはこのくらいかな?

 

アルバムは誕生日のプレゼントにもらった1枚「Let it be」だけで、自分で買って聞いたことはない。

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※これは名盤だったなぁ

 

特に「アンチ」と言うわけでもなかったけれど、どちらかと言えばローリングストーンズ。 それよりツェッペリンとパープルとKISSとQUEENに夢中だった。

さて毎度ながら前置きが長いブログで申し訳ない。

 

そんな私が。。

 

2017年「One on One ツアー」東京ドーム最終公演に行ってきた。

 

元より見る予定は無かったものの、大ファンの友達がドーム全公演行く予定が、最終日だけ体調を崩してしまったとの連絡があって急遽見ることができた。感謝に絶えない。

 

初来日から50年以上経ってポールのステージ。

もちろん初めて。

 

50年越えたらすでに生きる伝説だよね。。

 

で。

 

【ショーが始まった!】

1曲目が「ヤァ!ヤァ!ヤァ!」

これはポールのツアーではこのところお約束らしいけれど、個人的には「お!私の歴史と同じ始まり!!」と勝手に胸が熱くなるw


それから有名曲がずらり。


聴いたことの無い曲は2曲かな?(新アルバム?)

ソロの曲より、往年のビートルズナンバーを演奏する時のほうが会場の一体感が高まる感じがした。

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それは歴史的名曲?を聴く50代としちゃ当たり前なんですけどね。

(会場にいた30前後の人たちは2世代目だろうなぁ・・5%くらい?)

 

たとえシングル盤としてヒットしていなくても、CMで使われていたり、ドラマや映画のBGMで流れていたりと、ビートルズがどれだけ染みているのかは、体の反応でわかる。

 

そういう意味では唯一聞いた「Let it be」に入っているI've got feelingなんて自分としてはかなり染みている曲。

 

これを7曲目にやってくれて勝手に胸が熱くなる、その②

 

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中盤、LOVE ME DOのハーモニカを聴いたときには「このハーモニカは上手すぎぃ」とちょっとガッカリする(贅沢な落胆w)

 

そして50年以上にわたるヒット曲。

次々とやってくる。

 

これぞ往年の名曲を数多く生み出してきたアーティストの力であり、功績なんだよなぁと実感しながら(感心しながら?)聴いていた。f:id:aonbo:20170501140917j:plain


Fool on the hillでは当時のPVを思い出して、縦笛をキーボードで演っちゃうのは反則だよー!なんて思ったり。(もちろん音色は縦笛そのものなんだけどね)

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そしてウィングスの名曲 Band on the runが始まったときには、正直うれしいのに、、「アレ?ビーナス&マースはやってくれないの?」となんだか悔しい。(これは最後まで悔しかったw)

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そしてクライマックスに向けて

 Back In The U.S.S.R.
 Let It Be
 Live And Let Die
 Hey Jude
この4連発で涙腺崩壊。

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客席からの演出でアリーナもスタンドもみんなが水色のサイリウム(ペンライトじゃなくってねw)を振って大盛り上がり!!

 

いや正直に言うと、Maybe I'm amazedとWe Can Work It Outの流れで、すでに泣いていたのです(T_T)

 

アンコールではお約束のYESTERDAY。

そしてHi Hi Hi!~Get Backを聴けた。何やら大のポールファンの話ではGET BACKはあまりやらないらしい。

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てっきり私は毎回やっているナンバーだと思っていたけどw

 

でもね。ゲットバック聞くとあの、屋上のライブ映像が思い出されてね。。ジョンとジョージがいねーよ、もう、いねーよ、、とかね、、ちょっとサイリウム色に心が染まってしまうんですた。

 

それでもゲットバックはわが青春の歌のひとつ。

全部歌詞が頭に入っている曲(他はほとんどサビしか知らないw)なので楽しくいっしょに歌ってステージは終わりました。

 

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帰宅して、いっしょに行ったツマさんといろいろ話した。

 

私「作品って子どもみたいなものじゃん。なんかポールが何十人もの子どもたちに囲まれているような感じに思えてきてね。この子もいいでしょ?この子かわいいでしょ?この子楽しいでしょ?この子カッコいいでしょ?この子美人でしょ?・・・あいつやんちゃだったけどなぁ・・みたいな」


ツマ「うんうん、なんだかとってもあったかいオーラを感じたよね」
私「でね。何より、どの子とも、等間隔に愛しているのを感じたんだよね。」

 

イメージ的にはこんな感じ。

 

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ビートルズがデビューした頃にメンバーの中で一番嫌なヤツだったって話は有名だけど(ファンの人ごめんね)なんだか達観したんだねー。

 

(^^)(^^)だねー。

 

なんて、、わかったようなわからないような?話をツマさんとしながら、興奮の夜はふけていきました。

 

まさに、愛にあふれた、とってもステキなステージでした。

 

冒頭でも書きましたが、ビートルズ、ポールマッカートニーにのめりこんだ時期はなく、強い思い入れもない私でしたけど。。それでも曲を聴けばその聞いていたころがよみがえる。

 

おそらく会場に来た観客はみんなそれぞれの思い出や歴史と重ねて聞いていたはず。偉大だよ、ビートルズ、そして現役のポール!!

 

ってなわけで、最高のエンターテインメントを見せてくれた74歳のパパに惜しみなく拍手を送りたい。

 

彼の衰えについて枯れてきたポールについて、書いている人もいるみたいだけど、テクニック的な話の何十倍も大事なものを見せてくれたって話をしてるんじゃ!

 

今回披露してくれたポールの39人の子どもたち(39曲)はどれも個性的でどれもすばらしかったです。いいなぁ。。子沢山w


そして、急遽このステージを見せてくれた友人には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうアミッチ。

 

(感想文終わり)