プログレ気分。
2017年の夏はプログレに明け暮れた。
始まりはライブイベントに出ないか?とのお誘いがきたのが今年の春で。
で立ち上げたユニット。プログポケッツ。
PROG+POCKETSで「いつも心にプログレを」と名うったユニット。
ネーミングはメンバーのシノさんが考えた。
(造語なので英和辞典には載ってませんw)
かわいいキャラですが・・。
まぁ70年代の音楽をやるってバンドはそれなりに人生のベテランなわけですw
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このユニットができるまでの話を少し。
実は5、6年前に某SNSで、プログレと言うマイナーな洋楽ジャンルをよーく知っている仲間たちと出会った。
そんな趣味仲間で「自分が好きな曲を演奏する」集まりをやろうと思った。
この「自分が好きな」と言うところが肝。
カラオケにプログレの曲あればそれでもよかったんだろうけど、、無い(涙) あっても10分の曲が3分になってたり(泣)
でもやりたい!
ということで、小さめのライブバーを安く借り切って、ひとり10分程度の「自分が歌いたい曲」をやる会とした。バッキングは基本的に私のギター1本+パーカッション。こういうギターでバッキングしますよ。先にyoutubeで伴奏の動画を見ておいてもらって、当日ぶっつけ本番。(これはセッションと言っていいのか?ちがうなぁ・・)
結果12人ほど集まって120分。入れ替えの時間を含めたらあっと言う間に3時間強の会となった。みんな楽しかったとの事で。
すでに6回ほどやっている。
これは4回目の模様
Another Room 4 [cover song session]
古いロックをやるバンドならけっこういるけど、プログレをやるバンドは少ない。
仮にセッションを企画してるお店で「ジェネシスの曲を歌いたい」と言って弾いてくれるところはまず無い。。やったところで、ほかのお客さんはポカン、、だろうしw
例えば“ルネッサンスの歌”と聞いてメロディーを口づさめる人は何人いるだろう?
「るねっさーんす!」の方が圧倒的に知れてるw
ルネッサンスの歌姫アニー・ハズラム(若いころw)
ファン(マーケット)の人数を考えたなら
J-POP>洋楽>70年代のロック>プログレ
と言ったところ。
要するに、平成生まれあたりから洋楽はどんどん聞かれなくなって、さらに「プログレ」人口となると稀少。
それと、アマチュアバンドがやらない理由に、プログレの楽曲の多くは歌も演奏も非常に難しいというのがある。
実際「いいね、やろう!」と言ったところで演奏が難しくて、おいそれとコピーできないものが多い。さらに言うと、当時の楽器や機材もほとんどない。(あっても高価で手が出ないorデジタル化された復刻版はわずかにあるが。。)
ここまで読んでいただいて「ふーん、どう難しいの?」と思った方はこの曲の冒頭を2分でいいので聞いてみてほしい。歌が始まるまでの長いイントロだけでも、、まともにコピーして演奏するのは難しい。
Tarkus - Emerson, Lake & Palmer [1971] (HD)
ってことでプログレと言っても、長いイントロや長い間奏をカットして歌の部分がメイン。それも生ギターで弾き語りで?という形で始めた。
で。この会の中心となってやってきたメンバー2人に
「せっかくだから、録音して形にしませんか?」と持ちかけた。
2人とも2つ返事(4つ返事?)でやることになった。
こちらがアコースティックにしたカバー曲。
キングクリムゾン「風に語りて」のカバー
I talk to the wind [king crimson cover]
※これは1stアルバム【クリムゾンキングの宮殿】の1曲目「21世紀の精神異常者(発売当時の邦題)」という曲の次(A面2曲目)に収録されている。21世紀のスキゾイドマン(今の邦題:分裂症or統合失調症)が、自分の中で、乖離してしまっている自分に語りかけている曲のカバー。
(この詩がまたいい。。でも尺は短くしてある)
ルネッサンス「Carpet of the Sun」のカバー
Carpet Of The Sun [RENAISSANCE cover]
まぁそんな中、「ライブイベントに出ませんか?」という話がメンバーにきた。
そしてこの夏にPROGPOCKETSが始まった。
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で。最初のミーティング(私は40分遅刻した、、汗)
まずは選曲にひと苦労。
今回は「お客さんを楽しませることを考えなきゃいかん!」と思えば思うほど3人とも悩む。。
なにせ、ふつうのお客さんが、プログレのダイジェスト版(?)を聞いて、どれだけ楽しめるのだろう?という所からのスタート。
それでも、名曲を。それでもやりたい曲を。
と言うことで。
キング・クリムゾン、ピンクフロイド、イエス、カンサス、ルネッサンス、ジェネシスは?とか、エマーソンは?とか、クイーンは?とか、じゃぁビートルズは?とか、思い切ってデビッド・ボウイは?とか・・・。
まぁいろいろ候補はあったけどライブの持ち時間は35分。
プログレは曲が長い。当然抜粋。ダイジェスト。カバーアレンジ。メドレー、、ってな感じで8曲。
5月から練習して、なんとか形になったのは最終リハのスタジオ。
さらに本番3日前に顔見知りのお店に行って無理やりミニライブ?ゲネプロ?をやらせてもらいましたw
気がつけば7月の終わり。
夏真っ盛り。
場所は横浜の伊勢佐木町「クロスストリート」
当日の模様。
いざやってみたら、50代のお客さん中心だったこともあって、けっこう拍手をいただいた。
ライブの模様はこちらのダイジェストにて。
思いのほかウケタ♪ さすがにクイーンは知名度高い。
このルネッサンスはイギリスのバンドだけれど、なぜか?うちらのカバー曲は南米(特にブラジル)で再生回数が多い。(根強いファンがいるのか?)
わずか660回ほどの再生ながら、ちょっと面白いデータだったのでまとめてみた。
南米でくくると150回、欧州でくくると64回。なんだかサッカー熱みたいwブラジルがトップだし。
このユニット。次回は来春のライブ(未定)に向けて、またまたがんばってます。
久しぶりにスタジオに集まって新曲やってみたけど、、まぁ仕上げるのにはかなり時間がかかります。あははw
またまた特訓です。。