日本vs北朝鮮。
このところずっと読んでいるブログがある。
坂爪さんと言う32歳の青年のブログ。まっすぐで潔くて好き。
このブログ(11月のもの)では彼の出生というか、半生記に関して少し触れているのでまったく知らない方のためにこちらを紹介。興味ある人はいろいろ見てみてください。なかなかすてきな若者です。
この人のブログの中で以前「若い頃、ロックはオレにやさしかった」と言う言葉を見つけた。
社会の大小さまざまな矛盾や欺瞞に対して中指を立てている自分に対して、ロックは「坊や、それでいいじゃん」と肯定してくれたやさしさについて書かれていた。
これは自分が10代の頃に感じたもの、そのもので。
昔、誰かに言われた言葉で。
ヤクザになった人は「ヤクザの人にやさしくされた(肯定された)ことがキッカケなんだよ」なんてことを聞いたことがある。
先を考えずに生きていくといろんなところに分かれ道(落とし穴?)はあるものだ。
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それと似ているけれど、サッカーも好きだ。
サッカーは10回シュート外しても1回決めればほめられる。「1点取ったね!」
極端な話、2点取らなきゃ負けてしまっても、その1点はほめられる。そこがいい。
この得点をほめるか?失策を責めるか?でタイプはわかれるみたい。
テストで「あと2点で百点だったのに、どうしてこういうミスをするの?」と責めるのか、、「うわー98点も取ったの?すごいじゃない!よくがんばったねー!」とほめるのか、、みたいな。2点のミスは本人がいちばんくやしいんだからさ。
ちょっと前のブログでオザケンがそんなことを言ってたと書いた。
「日本人はミスをこわがるから英語が話せない」みたいなね。よくわかる。
文法とかにしばられてしまうと、すぐに言葉が出てこないw
将来官僚になるなら、いちいちミスを咎められても仕方ないけど。
全校生徒1000人いる小学校で官僚になる子は一桁いるかいないかでしょうw 999人のためにほめることを大事にしてほしいなぁと思います。あ、これ学校だけじゃなくてね。
特に小中学校では、目の前の小さなミスよりも、状況全体を俯瞰して把握する力とか、自分のイメージを膨らませる想像力とか養われてくれたらいいのにと思います。社会に出たら、ミスがどれだけおそろしいのか?じゅうぶんわかりますからね。。ミスをしないシステム作りをしていくのが会社の役目でね。
で。
サッカーは「失敗したらどうしよう」なんて考えてたらそれこそ何もできない。
ダメ元でがんばる!その姿がいい。
書いていて、30年前の1場面思い出した。
98年のワールド杯で屈強なアルゼンチンのディフェンス2人に囲まれてもススッとドリブルで抜け出た中西栄輔(元ジェフ市原)のアノ場面はいまも記憶に残っている。
たぶん栄輔は(この位置なら、あのフェイントで2人とも抜ける!)って瞬時に思って体が動いたんだと思う。
それで、もしダメでも誰も責めない。
そういうところがゴール以外のプレーでもたくさんある。
・まさかそんなところにパスを出す?ヒデ何考えてる?とか。。
・なんでそこにいるのピクシー?とか。。
あははw昔の話ばっかすると、キリ無いけどさ。
とりあえず日本代表はまたW杯に出られることが決まった。おめでとう。
地上波のテレビ放送枠が増えるのは1サッカーファンとしてうれしい。
ただ、毎度のことながら一押しのチームと言うのは無い。地元チームを応援するとかわからなくもないけど、元々、地元意識の少ない私にはちょっと理解に苦しむ。
おおげさに言うと地球にいるチームの地区別の試合ってことでどのチームも同じ星のチームだから、全部、応援するでいいんじゃない?とかね。ラグビーの「ノーサイド」の精神とかみんなが持っていてほしいなぁ。
それでも試合を見れば、面白い戦術、びっくりするようなプレーで、このチームは面白いからまた観たいと思うことはたくさんある。
それで監督を好きになったり、選手が好きになったりって話でね。
ホームとアウェーの客席の境で起きるフーリガンの暴力行為。。この感覚まったくわからん。
どうなん??坊や。
Jリーグでもゴール裏で応援している人たちを見ると「あぁ、こういう人たちが戦争をおこすんだろうなぁ・・」とブルーになる。 まぁ、応援って楽しいんだろうけど。。
日本vs北朝鮮戦で国どうしの緊張とか、あってほしくない。
逆に、こういうところで発散しているから戦争なんて起こさないって話ならいいんだけどねぇ。。
北朝鮮代表も日本代表も最後まで選手たちは走ればいい。それでいいと思う。
とか思ってたら日本がロスタイムで1点入れて勝ったわ(^。^)
でも笛が鳴ったらノーサイド。