昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

副業に活路?!

スポンサードリンク

最近起業した息子と話した。と言ってもLINEでだけど。

時代から外れたオヤジもさすがにおどろいた。

【昭和は休みが無くても働いた】
昭和の時代は休みが今よりずっと少なくて、モーレツ社員、スパルタ、根性。
欧米からはエコノミックアニマル。

f:id:aonbo:20180901115518j:plain


そんな呼称を当たり前としてサラリーマンたちは働いた。

 

20代からひとつの会社でがんばって、出世すれば給与がグンと上がる。

収入が増えれば、その分の消費も増えた。
モノがどんどんと新しいものに変わる生活。

 

そこに幸せが待ってる。誰もがそう信じて働いた昭和はとっくに終わった。

f:id:aonbo:20180901115536j:plain

 

【平成になって収入が減って、休みが増えた。】
平成になって、収入は変わらないままに、休みが増えた。
サラリーマンのランチはコンビニでも300円台。OLはお弁当。

f:id:aonbo:20180901115854j:plain

 

休みの少ない会社、残業の多い会社、ノルマのきつい会社から人は離れた。
稼げないなら節約すればいい。
金曜の夜を「花金」と呼んで、飲み会やオフ会は週1程度の居酒屋チェーンへ。

f:id:aonbo:20180901115706j:plain

 

モノを買うにも節約節約。安売り家電量販店はにぎわった。

 

f:id:aonbo:20180901120021j:plain
それでも買い替え需要を増やしたい(減らしたくない)企業は
ランニングコストが安いから経済的だ、エコだ」と言って購買意欲をあおる。


イカーは低燃費のもの、税金の安いものへと変わり、家電は省電力型のものへ。

 

f:id:aonbo:20180901120308j:plain

 

で。消費を節約するにも限度がある。

 


空いた時間で何かできないか?
ところが会社で副業は禁止。

f:id:aonbo:20180901120431j:plain
内職はコスパ悪くてやってられない。

 

誘われてギャンブル。競馬、パチンコ、パチスロ。。
いっときだけ儲けがあっても、年間収支はマイナス。

それもだんだんと金額が増えていくと泥沼へ。

f:id:aonbo:20180901120609p:plain

ギャンブル依存症という言葉も市民権を得てしまった。。

 

【21世紀になるとネットの浸透とオフ会】

SNSで新しい仲間が増えた。オフ会も増えた。

f:id:aonbo:20180901120847p:plain

異業種交流会にも誘われた。
会社にだまってネットワークビジネス
アフィリエイト

 

思ったほどにお金にならない。

f:id:aonbo:20180901121128p:plain


本気でやるには会社を辞めないと無理。
それじゃぁ本末転倒。

 

転職先の会社にも明るい未来はない。

今からできることは何だ?

 

 

【仕事からやりがいが消えた】
70年代のサラリーマンたちは「人よりがんばって人より稼ぐ」ことを望んだ。

f:id:aonbo:20180901121411j:plain


80年代になると「ふつうにがんばるからフツウの待遇」を望んだ。

f:id:aonbo:20180901121423p:plain


90年代「人より少なく働いて、人並みの待遇」を望んだ。

f:id:aonbo:20180901121517j:plain


2000年代「プライベートを優先したいから人の6割の待遇でいい」と多くを望まなくなった。
さらに「自分の好きなことができないなら働かない」という20代30代も増えた。

f:id:aonbo:20180901121622p:plain

 

3年先の年収が見えないから、当たり前のように結婚は遠のき、子どもは作らない。
責任を増やしたくないから、行動(消費)を制限する。

f:id:aonbo:20180901121801p:plain

とは言え、誰もが働かなくなったわけじゃない。
本音を言えばお金はもっとほしいから。

 

 

【平成の終わりに】
「自分の好きな事を副業にしよう。主業は最低限の生活費になればいい」

なぜなら企業が作った仕事の先には「やりがい」も「生きがい」も「保証」も無いから。

f:id:aonbo:20180901122013p:plain

こうして年収200万円台の若きサラリーマンたちは副業で年収100万プラスをめざして働いている。


やりがい、生きがい、楽しみはすべて副業の中に求めて。

 

 

【副業ティーチャー、有償ボランティア】
このサイトに登録している人数を見て驚くのは私のような50代以上かもしれない。

ストアカ
https://www.street-academy.com/

もうひとつ。

タイムチケット
https://www.timeticket.jp/


正直50代の私からすると異常な数だ。
とは言え、この流れはこれからも増えると思う。

 

 

【正業の行方が見えない時代】

 

20代で働き始めて年収200万そこそこ。
3年がんばって(正社員になって)年収250万。
もしくは経験積んで転職して年収250万

f:id:aonbo:20180901122726p:plain

さて3年先に年収は300万になるのか?
さて30代で400万超えるのか?


いや5年先に自分はこの会社にいるのか?
さて10年先に自分のポスト(仕事)はあるのか?


いやいや、10年先にこの会社はあるのか?

 

そんな不安が副業にかりたてる。
仕事で何年もかけて何かを成し遂げるプロジェクトXなんて昔話もいいところ。

 

それより、ちょっとしたことで、ちょっとしたお金になる。
得意分野をスキルシェアしてお金にする。

f:id:aonbo:20180901122112j:plain

それが転じて?(昂じて)いつか独立できるかもしれない。
企業。フリーランス

 

その「あこがれ」は成功者としての年収。。

今、一線で働いている大人たちは何をしているんだろう?


この流れを逆手にとって「いい会社」を作る人は出てこないのか??
新しい組織体系で次の形を作る人は出てこないのか??


私は定年まであと2年。

 

30代の息子と話しながら日本を憂う。