昭和の頃までは、選挙と言うと右とか左は別として
お代官様vsお百姓さん
年貢をとる側と取られる側みたいなw
お金持ちにとってありがたい制度vs貧乏人にとってありがたい制度
そして多くの人は、今の自分(家族)にとって都合の良い政策(政党)を選ぶ。当たり前のこと。
だから民主政治となってからはいつも富裕層と庶民の戦いです。
つまり。
お代官様vsお百姓さん
ところがこの図式が平成の30年でだいぶおかしくなってきた。
お代官様お抱えの政治家さんたちが「お百姓さんのこともしっかり考えて政治をします」と言う。
さらに生活困窮な人たちをまとめている政党が「みんなで年貢を払って、みんなで豊かになりましょう」なんて言う。
「貧困層よ、騙されるな!立ち上がれ!」と言ってる側は、なんだかどんどん弱くなってしまって、頼り甲斐がない。
昭和の終わり頃から中間層は急激に増えた。
中間層になると政治家の声が響かない。
だって金持ち用の政策も、貧困を救済する政策も、なんとなく他人事。ちょっと所得税が減って消費税になっても、正直どっちでもいいやって感じ?
さらに政策が良いか悪いかなんてほとんど興味無い。戦争になるわけで無いし円高になっても
平成の30年でさらに中間層は増えた。
いや、多くの人は、自分は中間層と言う意識になっていった。
(昭和の時代での中流階級とは違うんだけどね)
そして無関心な層は増えた。
だってお金持ちでもないし、貧乏でもないんだもの。
政治なんて誰がやっても、たいして差がないって思うわな。
ところが、実際は意識だけが中間層で、実はほぼ貧困層と言う人が増えた。
被災、事故、病気、ケガ、リストラなど何かのきっかけで貧困層になってしまった人も一気に増えた。中間層は実は今の日本ではそのまま貧困層予備軍だと気づかされた。
ポイントカードと割引クーポンだらけのお財布を持って、できるだけ安いファミレスにいく。
テレビのCMでも「安い」「お得」「リーズナブル」「割引」そんな言葉でいっぱいだ。
どうして?
すでに生活が困窮してるからなんだよね。
「高いけど、いいものなんです」なんて言葉には誰も振り向かない時代になっちゃった。
昭和の時代は
「もの買う時に、ワンランク上のものがほしい」という気持ちがどこかにあった。
平成の時代には
「同じようなものなら、少しでも安く買いたい」が筆頭株主。
だからね。
私のような昭和のオヤジは
なんとなくつまらない。
なんとなく寂しい。
なんとなく情けない。
だから選挙に行く!
今一番怖いのは多くの人が我慢している生活の中のストレス。
この生きづらさが、大きな犯罪や戦争に向かわないように願って、、選挙に行く。