昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

ヤイリギター工場見学。

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 アコギと言ったらマーチン?ギブソンヤマハ?モーリス??

いえいえ。マイギターは国産のヤイリです。

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K・ヤイリ(通称ヤイリ)について詳しく知りたい方はこちら。

ヤイリギター - Wikipedia

  

まぁ、、ポールマッカートニーも桑田佳祐ミスチルの桜井君も使っていると言えば私と同年代の人は「へー!!」って感じ?

 

ヤイリのギターはハンドメイド。

つまり職人が工程ごとに手分けして作業して作るものと、マスタービルダー(名人とか熟練工と呼ばれる人)が全行程一人で作るものとある。

 

価格帯のメインは10~20万円ほどの、いわゆる中級者、上級者向け、もしくはギター講師、ミュージシャン向けのギター。オーダーで作る人もけっこういる。

 

 

※ちなみに、こちらは指板が象牙でできた300万を超える高級品(希少品?)

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この工場見学をしたいと思ったのは約5、6年前。

先だって、先代の社長は亡くなられてしまったけれど、メーカーとしてのポリシーはしっかりと受け継がれている。(と思う)

 

「一生弾いてもらいたいギターを作る」と言うコンセプト。いいなぁ。。

 

事実、アフターケアがとてもすばらしい。ギターのことを相棒とか相方とか、彼女とか連れ合い?なんて表現をする人もいるのもわかる気がする(呼ばないけどw)

 

下記の過去ログはマイギターの裏板が割れてしまった時の修理のブログ。

aonbo.hatenablog.com

 

 さて。その工場見学の話。

9月頃に電話で予約をしておいた。※ちなみに見学は無料!

 

可児駅で、友人たちと待ち合わせた。

可児駅の駅前ビルの1階にあるショーケースにもヤイリ)

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このビルにあるゆったりとしたお店でランチを済ませて友人たち3人とうちら夫婦で可児駅から出発。車で約10分。

 

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閑静な郊外に突然登場する「ヤイリギター」の看板

 

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1階の入口前。これはギター小僧??

 

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受付カウンターで代表の私が記名して2階の展示室でギターを見ながら(弾きながらw:自由に手に取って弾ける)スタートを待つ。

 

他の見学者の人たち含めて15人ほどで案内係の人の説明を聞きながら工場をまわった。

 

係の人に案内されながら、順にギターを作る工程ごとにまわる。

 

まずは木材を乾燥させる倉庫から。

そこココにあるパーツの原型?に思わず立ち止まる。

以下、ちょっと あまのじゃく な私の写真の数々。

(あまり説明聞いてないで写真撮るのにキョロキョロ)

 

樹齢380年のスプルースの切り株w 年輪に応じた年表(印象的な出来事)が貼ってある。すごっ!

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美しいインレイの指板!

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ツマさんがちょっと苦手な杢目のバーズアイメイプル。

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倉庫のいろんなところにいろんなギターが無造作に?置いてある。(なぜ仁王?)

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工具の数もすごい!カンナ!!!

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そしてノミ!!墨糸!!

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そしてそして。。歴史を刻むロゴ。

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Alvarez=輸出用のヤイリのブランド。AとYとをあしらったデザインロゴもアロー(矢を射る=ヤイリ?)みたいでいい感じ。

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これらのロゴたち見てるだけで生おかわりでしょう!

 

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ブリッジこれだけ見てると、ついついビールから酎ハイにチェンジですw

↓は、お土産にブリッジいただいた:コースター(サウンドホールをくり抜いたもの)とブリッジ(黒)

※ステッカーはこのギター買った時に付いてた。

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乾燥所から工程別作業所へと移って後半はパーツの仕上げから組立工程、塗装、磨きと見せていただきました♪
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こういう手作り感がまさにヤイリなんです(^^)

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中は作業音がするので、案内のお兄さんはインカムつけて説明してくれます。

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しかし美しい。。サイド&バック!

こういうのをセクシーって言うんだよな。。

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もうね、、赤ちゃんのほっぺかよ!ってくらい触りたくなりますw

(撮影はOKですが、お触りはいけませんよ、お客さん!お客さん!!)

 

1本ずつていねいに作っているのがよくわかります!

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そして塗装工程へ。(仕上げ)

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バフィングとかもすごかった(鏡面仕上げか?ってくらい・・写真撮るの忘れたけどw)

半製品になってから、音を聞かせる(共鳴させている)

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「ギターが完成されるまで」を見学したらミニホールへ

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デモ演奏をみんなで聞く(ってか、、森のクマさんとか、、いっしょに歌ったw)

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売ってるTシャツの後ろの壁の木材もついつい見てしまうw

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最後にたくさんギターを試奏して、誘惑に負ける前に?工場をでました。

 

個人的にマイギターの修理をしていただいた職人さんと会えてお礼を直接言えたのが何よりうれしかったです。

 

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ギターに限らず、音楽好きな大人の工場見学としてはとても楽しかったです。

※写真は1番右の赤い服が私で1番左の赤い服着ているのがツマさんです。

Tシャツが夫婦でペアでしょ(^^)?クリムゾン。。

 

 

最後に。「で、どんな音なのよ!?」と思った方に。

 

恥ずかしながらヤイリのギターとMACだけで宅録した曲を。

(マイクはIMACの内臓マイク。加工はガレージバンドという作曲ソフトのリバーブのみ。他の楽器はガレージバンドの打込み)


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*おまけ画像*

ヤイリ君(左上)と美しき女性とか謎のウクレレとかw

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再訪したら、今回まったくもって見えなかった謎グッズ、、たくさん出会えると思う。

 

そうそう、床板もギター用の木材(マホガニーとか)使っているなんて事もお話してました。

 

そして夜はヤイリのマイギターを使ったライブへ。

 

岐阜〜名古屋の旅は続く。