昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

政治の話は必ず熱くなる?

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芸能人の政治的発言が話題になる。まぁ影響力あるから話題になるのは当然。

 

でも大元は、「政治の話はタブー」と言う一般市民に浸透している文化(風習?)の問題かと思う。


基本的には【政治の話=暮らしの話】

生活の中で当然あっていいことだと思う。

 

言うなれば、とっても身近な話。


今の政治の悪い部分、ひどい部分を聞きたくないと言う心理の中に

「聞いてもしょうがない」

「誰がやっても大差ない」

「熱く語られてドン引き」

「知らない方が幸せ」

みたいなものまで入っているのか?なんて思えることが少なくない。


確かに政治の話になるとヒートアップしちゃう人は多い。そんな時に黙り込んだり、反論したりすると「もっと勉強しろ!(考えろ)」とか、「おまえは全然わかってない!」なんて全否定されちゃうとか。。そんな事が過去の経験足として少なからずあったのかな??

 

熱くなってしまう人には

「ヒートアップして話すと、相手は聞いてくれない」と言う会話の基本を思い出してほしい。

だから政治の話をするときこそ、極力熱くならずに、通常の話ぶりの延長上で話してほしい。

 

例えば「消費税があるから、今の社会保障があるんだよ。100%満足できなくてもさ、国はちゃんとやってるんだよ」

と言う人に「でもね、みんなが払ってる消費税の8割近くは社会保障に使われてないって話も聞いたんだよ」となったとする。

 

「その話ってテレビのニュースでやってたの?ネットで見たの?」と、フツウに話し合えないものかな?「じゃぁ今でも見れる?」みたいな感じで話を深めていけばいいんじゃないかな?

 

基本的に私は指示政党はもたない。

 

だけど政治家のやってる事で、まずいなぁと思えば批判はするし、選挙の時は自分なりに調べて自分で判断して投票に行く。

 

与党だったり、野党だったり、無所属だったり、過去に投票した人で政党の一貫性はない。

 

 

過去の政権のイイと思ったことも否定してないし、後からわかって、実はよくないと思ったことはそのまま言う。

 

そういう素直に感じたことを誰もが話せる場がもっとあればいいと思う。

 

仮に「公文書改ざんについての記事を読んで、ひどいと思う」と言った時に
「いやいや、あれは〇〇側の一方的な話でね、、実は・・」と話をされたら、ちゃんと冷静に聞くつもりもある。

ましてや自分と違うからと言って、一概に頭から否定する気なぞ毛頭ない。

 


憲法改正の話でも「改正の草案には〇〇と書いてあるから、私はまずいと思う」と言えば、それに対して「いやいや、〇〇にはこういう大事な意味がある」と話してくれたらいいのにと思う。


言論の自由は保障されているんだから、いろんな人がいろんな意見、いろんな情報収集してきて、その上で意見を述べることが大事だと思う。

 

もちろん立場変われば意見も違うでしょう。

でも立場上言えないことって何なんだろう?と、立ち止まって考えてほしいところはたくさんある。


「所得が低いと消費税は負担なんだ、だから撤廃してほしい」って気持ちも、それはそれ。

所得税法人税)をこれ以上取られたら何のために働いているのかわかりゃしない」というのも、それはそれ。


いろんな人のいろんな話を聞くことから始めないと民主主義どころか、今の社会が成り立たない。

 おまえは右か左か?敵か味方か?搾取するのかされるのか?みたいな話ばかりでは話が先に進まない。

 

何より、たくさん話をすると、自分と違う境遇の人の側に立つこともできるでしょうし、そういう話から、どこに向かっていってほしいのか?を改めて考える機会になると思う。


民主主義の原点というか、スタートのように思う。


一番よくないと思うのは「あなたはわかってない!」と、詳しい方が勝ちみたいな風潮かなぁ?

 

意見が違う同士でも、冷静に話をすると「そういう教育を受けてきたのか」「そういうニュースを見たのか」「そういう噂を信じていたのか」などなど誤解も解けてくるんじゃないのかな?

 

特に今は結論が短絡的で、想像力の欠如をことあるごとに感じるので、ひとつの記事とか、意見を聞いて「これはいい!」「これはだめ!」と結論付ける前に(相手側はなんて言ってるの?それ聞いてから考えてみよう)と言う余裕(フトコロ?)が欲しいと思う。

 

 そして、、現状わかってないなりに、知ろうとしている人に「ひどいとわかったら、怒れ!」と強要するのは逆効果だと思う。

(自分で怒っちゃうのは仕方ないとしてね)

 

なんか、大きい声で怒った方が勝ちみたいな風潮は無くならないもんかな?

 

 怒鳴られて黙った人たちは、相手はけっして納得してないって事を忘れちゃいけないと切に思う。