昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

春の足音。楽しい週末。

2018/3/24

土曜は仕事終えてから夜9時にツマさんと渋谷で待ち合わせ。

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少し遅れてくるというのでモアイ像の前で一服しようとハチ公に降り立ったら、まぁすごい人。人。人。


これ花見?とか思いつつ喫煙スペースでWinstonに火をつける。


ハチ公の脇ですわりこんで弾いてるストリートミュージシャンのギターが聞こえてくる。かなりギター上手・・なんだけど面白みに欠ける。がんばれ。

 

ほどなくツマさんと合流。

 

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この日はツマさんの所属しているゴスペルクワイヤのライブだった。

 

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※ライブ終わっていい笑顔の赤坂ジョイフルクワイヤのみなさん


その打上げで軽くワインを飲んできたとゴキゲンなツマさんw
いつもの倍の勢いで話が止まらない井の頭線

 

吉祥寺着は10時前。
ふと、やきとりが食べたくなって、目についた看板のお店へ。

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(鳥と豚で「とりとん」なんですとっ)


地下の店内は満席にて、しばし待つ。


待った甲斐あったなぁ。

レバーもせせりも鳥ワサもビールもうまかった!


しかしまぁ、井の頭の花見客の人が絶えない。
帰り際(12時過ぎ)でも店の入口には人が並んで待っていた。

 

 

桜を理由に街がざわざわ。。

 


「路上のたたき売りとか舞台で、客席に仕込んでもりあげさせるのをサクラって言うじゃん、日本語って面白いよねー」なんて話したら、
「終わるとサーっといなくなるのもサクラだよねー」なんてツマさんが言う。


そんなこんなで、夜中に帰宅。


それからアニメ「この世界の片隅に」をネット動画で鑑賞。
劇場で観たけれど、見直しても、やっぱりいい。

 

反戦映画】と言うと、戦地で兵士が死ぬ姿を生々しく描いて「戦争は殺し合いだ!人の心を捨ててお互い銃を向けて殺し合う。なんて酷いことなんだ!」みたいな直接的なメッセージを画面いっぱいに描き出すのが多いけれど。。

 

この世界の片隅に」はちがう。


戦争は、罪の無い市民のささやかな幸せを見るも無残に切り取ってしまう。こんなことを国どうしでやってはいけない!!と言うとても強いメッセージがある。

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あふれる涙をふきながら見て、2時過ぎにぱたりと寝たw

 


明けて日曜。


この日は午前中から7月のライブの打合わせで新宿ルノワールへ。
いつもの宴会バンドが原宿クロコダイルで貸切イベントに出るという。
出場条件、選曲などを確認。

 

ルノワールを出たら「新宿御苑で花見でもしようか?」と。

ホロホロと歩いて向かったら、、入園のためのすごい行列が見えてきた。

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で。即断念w(たぶん最後尾は歩道にあふれてて、1000人は並んでたw)

 

 じゃぁってことで、いそいそと楽器店へ。目に留まった高級ギターを試奏♪

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すごい装飾の?高級ギターってどうよ??と思ったけど、作りも音もよかった。ジュラルミン貼ってあるけど重くないし。

 

しかし50万は高杉だよ、、ゼマティスさんw

 

で。当然ながら断念w あははw ごめんね、気さくな店員さん。

 

そこから代々木までツマさんと散歩。
高島屋脇の巨大なウッドデッキ下ぬけて。

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※画像はグーグルマップより。

 

小さな公園で、桜の無い花見?を楽しむ家族がいた。
「桜見えなくても、あのおにぎりが美味しいんじゃない?」「そだねー」なんて言いながら代々木駅着。


代々木から大江戸線で港区へ。
ツマさんのお義兄さんが開いている陶器の個展へ。

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ふだんは東京にいない義兄ご夫妻と挨拶をかわし、ゆっくりと鑑賞。

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陶器のよしあし、価値などまったくわからない私でも、そのすごさ(パワー?)は感じた。

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そして新宿~三鷹~横浜へざっと2時間のドライブ。

道路はどこも空いてた。

 

まぁお酒の集まりに車乗っていくバカはいないってことかな?

 

 

夜は【ホール山口さんの弾き語りライブ】へ

 

一番手は黒須さんの弾き語り。


右手がきかなくなってしまってからリハビリかねてギターを弾いてきた黒須さん。祝復活!路上の小僧のテクニカルなギターの何十倍も熱意が伝わってきた。


そしてホール山口さんのステージ。

ホールさんの歌はいつもペーソスの短編映画のよう。コミカルなタッチだけど奥が深い。

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身近な日常の1場面をコミカルに描きながら、急に曲のテーマが広がる。熱くなる!
刺さる!!

 

終盤になって1曲リクエストに応えていただいて、それがまた場内大爆笑の渦っ!

 

ツマさんいわく「ホールさんの描いてる世界が好き。目の前に絵が出てくる。いろんな思いをしてきた素敵なお人柄がそこここに伝わってくる。。」と終始笑顔でホール山口さんの世界を満喫。


それから・・・ツマさん歌ったw
オープンマイクで。初めて関内24のステージに立ちましたw

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ツマさんの緊張がこっちにも伝わってきて途中心配でしたけどwあたたかい拍手をいただいて大事故なく終了。

 

続いてMihoさん。
やさしい歌声でオリジナルを披露。
独自の視点からの歌詞と声になんとも言えない魅力がある。これも人柄なんでしょう(^-^)

 

その後シークレットな戸澤さんの時間?を経て、風のトリビュートユニット「がせ」の2曲を聞かせていただき「ホール山口のアコナイト」終了。

 

楽しかったー♪


上手で味気ないストリートのギターから始まって、ホール山口さんのあたたかいアコナイトで閉めた週末でしたw

 

 

 

 

桜が散るさまはいつも潔くて美しい。

ざわつくこちらに何も残さずとも。

 

 

 

 

 

金髪美人さんがいて・・・。

天気もよかったので車に乗らず駅までのバスにツマさんと乗った。
乗り合わせた外国人女性2人組。

 

大きめの荷物を抱えた美人親子?らしい感じ。
(金髪の女性:20代と50代?)

で若い女性の方が抱えている大きな荷物が、、見たことない形。


私「あれ楽器かな?見たことないケースだけど・・・」
ツマさん「うん、見たことないけど。なんだろね?」

なんか平べったい琵琶のような?サムアップみたいな形?

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なんて会話をしていたら女性二人の会話が聞こえてきた。

「#$%&」「******」
私「英語じゃないね。全然わからないや」
ツマさん「そうだね。でもアレ楽器かなぁ?」


私「大きな修正テープだったりしてw道路に白線書くのが簡単ねーみたいなw」

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ツマさん「そんなわけないでしょ!」
私「ただ、楽器は普通ボディの真ん中からネックが伸びてるものだから、楽器じゃないかもね。」あー美人で若くて外国人さんじゃなかったら、楽器なのか何なのかお話したい・・・」


なんて話しているうちにツマさんがスマホで探しはじめた。

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そして見つけた画像がこれ。

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(あーこれだ!ドンズバ!)

 

楽器の名前は「バンドゥーラウクライナの民族楽器。
50~60弦の竪琴のような?

検索するとその演奏家の写真が出てきた。

あ、、て言うか、、この画像の女性ご本人が目の前に(@@;

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結局カテリーナさんには話しかけられないまま私たちは目的地へ向かったのだけれど・・・。


「今のネットってすごいね。。まったく知らない楽器とか、演奏家とかすぐに出てきてしまう!!ちょっと怖いくらい・・・」なんてことを夫婦で話した休日でした。

 

何もお話はできませんでしたが、カテリーナさんの歌と演奏はこちら。

その歌声とバンドゥーラの音色に心が洗われます。


花は咲く by Kateryna(カテリーナ)


いくつか動画を見てわかったのですが、日本語とても上手な方でしたw
(やっぱり話しかければ・・)

 

とは言ってもウクライナについて知ってる事って【キエフの大門】と【サッカーのシェフチェンコ】と【チェルノブイリ】くらいしか知らない、、汗)

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※実はこのカテリーナさんはチェルノブイリ原発事故の時、生まれて間もなくて、そこから離れる生活を余儀なくされた方でした。

 

美しいHPはこちら。

www.kateryna-music.jp

「世界の料理ショー」と「奥様は魔女」

1960年生まれの私の中にある素養、とりわけ洋楽好きな自分の素養について考えてみた。

 

この10年くらい、つまりオレがギターを本気で練習し始めてから思うのは「素養」ね。
「土壌」と言ってもいい。

 

たぶんその人が、母のおなかの中に居たときから始まって生まれ育った環境で、培われたものと言うか、主に思春期までに吸収してきた多くのすばらしいもの。

 

人によってはクラシック音楽をたくさん聞いて育ったこと
人によっては推理小説をたくさん読んできたこと
人によってはたくさんの大人たちの言葉を聞いてきたこと
人によっては、親兄弟のとてもとても深い愛にふれてきたこと
人によっては・・・。

いろいろあるけど、、 10代までのテレビの影響は大きい。

 

子どもの頃に好きだった番組を思い出すと。

 

サンダーバード

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スティングレーとか、キャプテンスカーレットとかも好きだったけどねw

 

奥様は魔女

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こちらはオープニングアニメ。

ドラマは実写ですね。

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「うるさいわねぇ、もう一度カエルになってなさい!えいっ」

「ママ!やめて、、ダーリンを元の人間に戻してちょうだい!!」

このママさいこーなんだわ!!

 

 

世界の料理ショー

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料理をしながら話す軽妙な会話はほとんどが料理と関係無い話。そして広川太一郎さんの語り口!

「おーいスティーブ!あの店にいたグラマーちゃんはデートに誘ったのかい?大きな熊のペット飼ってる美人ちゃんだよ、まさかあれがダンナさんだったりなんかしちゃったりして~♪」みたいなw

 

 

チキチキマシン猛レース(ブラック魔王と言った方がわかりやすいかな?)

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アランドロンの声の野沢那智さんの軽妙なセリフは今でも耳に残っています!

 

日本のアニメでは

マッハGOGOGO!

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もちろんウルトラシリーズとか仮面ライダーなんかも見たけど。そういえば【特撮好き】→ハードロック系に進んでった子は多いのでわ?あははw決め付けすぎ??

 

 

そんなアメリカのドラマとかバラエティが好きだった私が洋楽好きになるのは当たり前だったのかもしれない。

 

まぁテレビばかりじゃない。

 

【素養】の養は【養分】の養なわけで。

 

他にも

いろんな料理を食べてきたこと。
もしくは、大家族の中で育ったこと
もしくは、とても個性的な(ユニークな)先生に授業を受けたこと

 

などなど大小交えればいろんな場面での出来事がすべて素養になっているんだろう。それを言い始めたらほんとに枚挙にいとまがない。

 

で。

 

感じ方ってのもこの素養によるものが大きいような気がする。

 

ある曲を聞いて「美しい」と感じるのか?甘ったるいと感じるのか?

またブラックジョークを聞いたときにニヤニヤと笑ってしまうのか?眉をしかめてしまうのか?

ブルースを聴いたときにけだるくって聞いてられないと感じるのか?心の奥に沁みてくるなぁ・・と思うのか??

 

インプットが感じ方なら、アウトプットは言動で。

 

いろんな素養によって育まれた人格から出る言動も変わってくる。

 

日常会話の中で

同じセリフを言っているのに、好かれる人もいればその逆もある。


同じメロディを歌っていても、妙に平坦に聞こえる人もいれば、感情込めすぎて暑苦しい人もいる。

 

シモねたを言っても上品な人、マナーがしっかりしていても品の無い人。

 

何かを表現したときににじみ出る素養。

それがそのまま自己表現の礎、土壌となる。

 

文章を書いても、音楽を奏でても、もちろん絵を描いても、大好きな異性を前にしても、出てきてしまうのが素養。

 

ひとつ具体的な例を挙げると

私の古き友人でエレクトーン奏者のMAX鷹野氏は日本人には無い「軽やかさ」「陽気さ」を持っている。


彼が弾くジャズはとても楽しい。そういうセンスもさまざまな彼の素養から来るものだと思う。


よく「黒人じゃないければ、このリズム感は出ない」なんて言葉があるが、あまりに黒人の人たちの素養についておおざっぱすぎて、なんか失礼な感じ?

 

人はいろんな経験、いろんな要素でできあがっていく複雑なものだから、「きれい」なだけ、「激しい」だけのものは飽きてしまって、心に刺さらないんだろうなぁ・・なんて思う。

 

うーん、、まとまらなくなってきたので、いったん終わり。