昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

不協和音。(アマチュアバンド編)

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前に一度詳しい同士が話をすると、おおむねヤケドとなるみたいな話を書いた。
よく言われるのが政治の話は酒の席とネットでは止めとけ的な。くわしい同士が議論交わして、まとまることがないw

 

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実はアマチュアバンドやってるとこれに近いことがよくある。

 

例えば、ビートルズ好きな4人が集まったとする。

その時は最高にうれしい。

ましてや、その4人がそれぞれのパートをしっかりコピーしてきて、スタジオで合わせたら、みんな上手い!となると、びっくりするほど盛り上がる!


「今までこんなにちゃんとできるメンバーいなかった!」
奇跡だよ!この出会いは!!」なんてね。


おまえら結婚するのか?と思うほど盛り上がったりするw

 

ところが、少し慣れてくると詳しい4人の中に不協和音が出てきてしまう。


※やりたい曲が合わない?

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やる曲が決まったところで
「あの曲のあそこの部分はさ、1番はいいんだけど2番変えてるんだよね?」
「(英語の)歌詞の切れ目(歌いまわし)がちょっと違うからコーラス合わないんだよね」とか、、いろいろと細かい部分のチェックをお互いし始める。

 

言うなれば「完全度=こだわり」が微妙に違うのである。

(不協和音の可視化?)

 

結局時間が経つと

「あいつは詳しいわりにわかってない」とか「肝心のところを勝手な解釈(でアレンジ)しちゃうからダメなんだよな」なんて話になる。

 

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なんかチューニングが少しずつ狂ってる。。

 

「そこ違うんだよなぁ。。ちゃんとやってよ」と言えば
「これアムステルダム公演のライブ版なんだよ」なんて返す

アムステルダムは失敗だと思ってる」

なんて会話になったりね。(※アムステルダム公演ってのは例えです)

 

これがジョンとポールはマニアだけど、残りの2人はそんなにビートルズにはまってないって4人だと、まぁまぁ適度にコピーして楽しんでいられるんだけどね。

 

奇跡の出会い”の4人だったのに、不協和音が頭の中で鳴り出して、、段々気持が離れてしまう。

 

ただ、多くのお客さんは、ビートルズ好きでも、自分が何十曲もコピーしたことがあるって人は少なくて、「これもいい曲だよね!」くらいの感じで聴くわけ。

 

だからアムステルダムだろうがロンドンだろうがかまわないw

 

でも、、ダメなんですよ。詳しいメンバー同士って。

趣味が同じでも、似たもの同士じゃない。

 

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いざ、ライブの選曲でも不協和音は鳴り出してしまう。

「1曲目で70年の後期やってるのに、次の曲が初期のこれは無いだろう」
「ライブの再現じゃないんだから、逆に面白いと思う」
「バックインザUSSRの歌の背景わかってる?」


・・・なんてそれこそお客さんのほとんどは考えもしないことをミーティングでだらだらと話して、、頭の中の不協和音がまずます大きくなってきちゃう。

 

どの曲もみんな好きなのにねぇ・・。

 

(あ、これビートルズに限った話じゃありません)

 

で。末永く楽しくやっていくアマチュアバンドにはいくつかの形がある。

(以下はあくまでも私の経験からくるものです)

 

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①強力なリーダーがいて、その人が舵を取る
このリーダーってのは他のメンバーよりも特段上手い必要はない。(えっと特段下手だと苦労するけどwそれはサッカーチームとかと同じ)


・リーダーはライブのプロデュース的なことをしっかりと考える。

・リーダー自ら、集客をしてお客さんを楽しませるステージング。

この二つで、リーダーは信頼関係を保つ。お客さんの拍手も多く、メンバーも楽しい。

 

※あと、たまに出てくるメンバーの意見をひろってあげる懐の深さかなぁ。。否定しないと言うか。

 

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まぁリーダーが親分肌と言うか、カリスマと言うかw

 

②笑顔が多い(ONでもOFFでもよく笑顔が見える
うまく行くのが当たり前になっちゃうとアマチュアバンドは終焉に向かう。ちょっとしたことがうれしい初期の心持ちを大切にして、うまく行ったor失敗した、どっちの場面も笑顔笑顔で話せる仲間になっているメンバー関係。

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※これってバンドに限らず、人間関係の長続きの秘訣のような気がするw

 

③全員が酒飲みか、全員が下戸。
酒飲み仲間の場合はちょっと気をつけることがある。飲んだ席で話がくどくなりそうなら、話題をすぐに変えるってこと。

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これを誰かがやらないと悪口、愚痴、まぁ不協和音どころじゃないかw

 

逆に全員が下戸の場合は、おいしいランチを食べながらとか、たいがい明るい雰囲気で前向きな話ができる。(がまんしてるとかじゃなくてw)

 

あと、仲間(友達?)のバンドのライブにメンバー一緒に行って、前向きな批評(悪口?)で盛り上がることもバンドの結束は高まったりする。まさに他人のフリみて何とやらである。

 

④たまに遠征ライブをする
共通の趣味が無くとも、ちょっと遠出して、そこの空気を楽しんでライブをする。
この場合、現地での集客が大変だから赤字覚悟で小旅行気分をメンバー全員で楽しむ。

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フェスに出るのもいい。最近増えたし。

 

もしくは何か、バンドと関係ない企画もいい。

 

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※バンド以外の共通の趣味?があれば一番いい!

 

自分の知り合いのバンドは数十人のファンに声かけて、10~20人くらいの BBQやったり、いっしょにミュージシャンの来日公演観にいったり。

 

※バンドのCDとかTシャツとか買ってくれるのはこういうオフステージの付き合いが大事と言ってた。集客も販促も、こういう企画はいい。毎回メンバー全員そろわない時があっても。


⑥色恋がからまないこと
説明不要w(うまく行く場合もあるけど、若いうちはダメかな?)

 

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整理してみると、バンドメンバーがうまく行くにはオフステージがけっこう大事なのがわかるなぁ。

 

自分の周りを見ても、完全コピーのトリビュートバンドはけっこうメンバーが入れ替わる。こだわりがあるから、それは仕方ないかなと。。

 

基本、アマチュアバンドは、セールスに追われなくていいんだから、いつも楽しくありたい!

 

とりあえず、不協和音が頭の中で聞こえ出したら、早めに身を引くことが大事かも?せっかく楽しくやれる音楽仲間なんだから。あははw

 

大好きと大嫌いは絶対値が同じー。