「エレキギターの音色がどうもしっくりこない。」
「もっとカッコいい音が出ないかなぁ。。」
ギターの音色はつねにギタリストの課題となる。
対策はいろいろ考えられる。
①ギターを買い換えるのか?
②アンプを買い換えるのか?
③エフェクターを買うか?
④ピックアップを交換するか?
⑤パーツやアッセンブリ(電気回路)を変える?
⑥シールドを変える?
エレキギターの音色は、ざっくりと考えて
ギター20%+アンプ40%+エフェクター40%で構成されていると思っていい。
①はたしかに音が変わる。
②は明らかに違う音が出る。
③は今までにない音が出る。
これはまちがいない。
④のピックアップ交換はよく質問に出てくるけれど、ギターの音色を決めるうちの数%がピックアップ。
※もう少しパワーのある(もしくはパワーを抑える)ピックアップに変えたいと思うなら、まずはピックアップの高さ調整をしてみること。
ギター自体はボディやネックのひびきと、それを伝えるブリッジなどの音で弦をはじいた音が決まる。その音をひろうマイクを変えても元の響きがかわらないから、ちょっと高音がうるさいとかちょっと低音が出ないとかその程度でしかない。ピックアップを変えて音の違いがわかるのは持ち主だけ。歌を録音するのにマイクを取り替えるほどの差も無いw
それよりエフェクターで調整したほうが早いし、何よりアンプのセッティングをいろいろ試したほうがわかりやすい。
⑤と⑥は基本的にノイズ対策ならアリ。たしかに音は変わるけれどさして大きな変化は望めない。
①、②、③は問題ないと思う人が④、⑤、⑥をするって話ならオススメするけれど。
特に初心者~中級者で、市販価格で6万以上のギターを持っているならば、アンプの使い方とエフェクターでいい音を出すプレイを学習したほうがいい。
ギターの音で一番大事なのは、プレイスタイルを決めるタッチだから。だからライブで弾いてるギターと、スタジオで録音したギターが違うものでも、プロは同じタッチで弾くからほとんど同じプレイ(音色)になる。それこそプロなんですねぇ。
実際に、プロのギタリストが、レンタルスタジオに行って、スタジオのレンタルギターとオーバードライブとディレイを借りて、スタジオのアンプにつないだとしたら、3分もしないうちに、やっぱりカッコいいプレイをいい音で演奏する。
これは間違いない。
つまり、いい音で、いいプレイをするのに30万のギター(アコギはまた別です)は要らない。エフェクターに10万もかける必要もない。
それでも、プロにはプロのこだわりがある。だからプロは自分のスタイルに見合うものを選ぶ。
でも初心者から中級者までならこだわりが明確になるまでは必要ない。
とりあえず、ちゃんとチューニングが合って、エフェクターはそこそこのものが二つと、まともなアンプがあればいい。
(シールドやギターからのノイズがひどくなければ問題ない。)
自分の中のこだわりがわかってくれば欲しいギターも、欲しいアンプも、欲しいエフェクターも決まってくるし、こんなブログで知識を得る必要もない。
「いい音を作る」ためにテクニックを磨くことが何より「いい音でかっこよく演奏すること」って当たり前すぎる結論がほとんどですまん。
※補足として。文中30万のギターは必要ないと書きましたが、30万のアンプだとイイ音はすぐに見つかります。これまた当たり前すぎてすまんすまん。。