さてさて、2018年1月に観たアニメや映画の感想ブログを書いてきたけど。
このお正月極めつけ??は、1月3日のテレビ地上波初登場「君の名は。」だった。
この作品。正直公開当初から興味がそそられず。テレビ地上波放映にてやっと観た。
観終わったときの率直な感想は3つ
①「こんなに話を複雑にする必要あったん?」
②「きれいな絵、今風な音楽・・・それで?」
③「これが大ヒットする時代なの??」
なぜこんなにウケたのか?どこに感動したのか?が正直よくわからなかった。
ひと昔前の「踊る大捜査線」(1997年)のようなテレビ局が総力あげて作ったころに「これが大ヒットか。ふーん。カッコイイ場面(カット、セリフ)をつなげただけ?」みたいな・・クールな(寒い)感想に近い。
刑事もので言うなら、その後2000年から始まった「相棒」の方がよっぽど面白いと思ったんだけど、これまた脚本家が入れ替わり作る、、当たり外れのあるドラマで。(劇場版はあまり評価してないけれど)
アニメで言うなら、「君の名は。」とほぼ同時期に劇場でやっていた「この世界の片隅に」のが断然良かったな。
イラストを描くのが趣味の女の子の右腕がうばわれてしまう場面には思わず涙した。
戦争のどこが国民のためだよ!ばかやろう!!と叫びたくなった。いや、映画を観るまでもないんだけどさ。
さらに言えば「この世界の片隅に」にはとても細やかな日常の心の機微も描かれていて、単なる反戦映画、反原爆映画ではない。それでいて、どこか明るいタッチ。なんともいい映画だった。
なんて書きながら「今の時代のセンスがわからないのはオレの方?」なんて考えて直してみる。
ちなみに公開当時30才くらいだった私の息子は「君の名は。」絶賛だった。
この熱の違い、、世代的なものだろうか?よくわからんw
もちろん大ヒットの要因をさぐれば、作品のよしあしだけじゃないのは重々わかっているけれど。(宣伝の仕方or露出量とか、話題作りとか、予告編の上手さとか・・)
ってことで勝手に、私の独断で選んだ過去のアニメ名作(劇場用に限って10作品)を思い出してみる。
ざっと思い出して書くので、順位とか、すぐに思い出せないのもあるだろうけど、ざっとね。ざっと10作品並べてみる。
②劇場版「Ghost in the shell 攻殻機動隊」
⑨ちびまるこちゃん劇場版アニメ「大きな古時計」
やっぱり、こうして並べた色んなタイプのアニメと比較しても「君の名は。」は勝てない気がするw え?マルちゃんには勝てる?いやいやいや、個人的にはマルちゃんの劇場版1作目はすっごくよかったけどな。泣いたぜーw
この順位に不満はあるでしょうけれどw特に順位には意味無いです。
10個並べたアニメ作品には、どれもしっかりした世界観があって、クライマックスに向けて大きなカタルシスがあって、見終わったとき「よかった!!」って気持ちが満ちるわけで。
深海さんの作品特有の【小さな謎解き+切ないもやもや】は、足りないんだよなぁ。。うーん、ハルキスト的?それもちょっと違うよなぁ。。
こうして並べた過去作品と比べちゃいかんのか?
絵がきれいだから??もちろんそれもひとつの要素だけど、、総合点でも達してないよ。。