昭和の忘れもの。

1960年生まれの青ん坊語り。

ゆく人 くる人

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クリスマスが終わるといっきに「今年も終わり」感がつのってくるものですね。

今年はとってもすてきなプレゼントを楽天サンタさんからいただきました。ありがとうございます。いただいたプレゼントはゆっくり考えながら音楽関係に役立てていきたいとツマさんと話しています。

 

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学生時代の頃(35年前?)就職先を決める前に、30年以上勤める会社を決めるとなると、少なくともずっと安泰な(黒字or右肩上がり)会社に行きたいと思って聞いた話。

たくさんの会社の説明を受けても実際に勤める会社はひとつだし、そこに入社できるかどうかもわからない。そう、漠然と考えていた頃。

 

「冠婚葬祭ビジネスは強い」と聞いた。

(50代後半になって振り返っても興味のわかない職種だけどw)

 

まずは結婚ビジネス関連。披露宴は人生の記念すべきパーティ。でも2人で1回。

ところが葬儀は1人につき必ず1度ある。だからマーケットとしては葬儀に関する方が大きい。なんてことを聞いたんですね。

(ちなみに昨今の披露宴の平均単価は360万くらいで、葬儀は200万くらいらしいです。だからそんなにマーケット?は変わらないみたいです)


まぁ学生の私はそんな計算式に妙に納得したんですね。とは言え、そっちの業界へ就職したことはないんですけど。

 

それでも実生活ではいろんな冠婚葬祭に借り出された。

 

幼いころの親族の葬儀は焼き場の風景とかお焼香の際のおじぎの姿とか、そんな断片的な映像の記憶しかない。

最初に強烈な印象をうけたのは20才の時の父の葬儀。親戚が酔ってけんかしていた。

 

25の時に自分の結婚披露宴。今30才になった息子はすでにお嫁さんのお腹の中にいました。

27の時に親友の突然死。これはショックでした。昨日までいっしょにバカやっていた友達が突然いなくなってしまいましたから。やつは新婚生活1年目で。

 

あとは順に友人、親戚、仕事関係と何度も披露宴に出た。もちろんいく度か葬儀にも出た。そんな断片的な記憶がたくさん。 

 

それから50を前にして、生涯の友が亡くなったのはショックが大きかったです。

彼は「死は関係性の終焉なんだよね」なんて言ってました。

 

葬儀はつらいですが、披露宴は何度出てもいいものです。

 それがお決まりの流れだろうが、業者が考えた凝った演出だろうが、なんだろうが、華やかに着飾った二人の笑顔と祝福の言葉。

最後に読むご両親への手紙にも「ベタだよなぁ」なんて言いながらもついつい涙してしまう。

 

甥や姪もぼちぼち結婚してきているし、、うーん、、そうだなぁ・・息子と娘の披露宴はいつになるのやら・・。

 

そんな私も気がつけば50代半ば。(ずっと気がついてるけどw)

ここ数年を思い出しただけでも葬儀に出る回数の方が増えた。
母の葬儀が3年前で、他にも親戚、友人、仕事関係、SNSで知り合った人の・・・。


別れはいつも悲しいことだけれど、人である限り、死から逃れることは出来ない。

まわりも50代中心だし、先輩たちは60代。兄も姉も60代。叔父や叔母、義母まで考えれば70代も80代もいる。悲しいかな、これからもっと葬儀に出ることが増えていくのだろう。せめて年の順にしてほしいくらいでしょうか。自分より若い人の死は本当に辛い。


しかし、今年はうれしいことが2つあった。


ひとつはバンドのメンバーのドラマー君子供が生まれたこと。ドラマー夫婦が、
ほんとに、切に、待ち望んでいた赤ちゃんの誕生。

 

こっちまでうれしい!いやほんとうれしい!

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大晦日にやるバンドの忘年会でドラマーJr君のお披露目だ!今から楽しみだ。

 

そして、もうひとつ。
まだこの世に出てきてはいないけど、新しい命が宿った知らせがごくごく近しい人から届いた。


これまたうれしい。本当にうれしい!

なんてすてきなことだ。

 

冠婚葬祭ビジネスなんてしょせん人が後から考えたものだ。

んなものどーでもいい!(アレ?熱くなってるw)

そんなビジネスができる何万年も何十万年も前から赤ちゃんたちは元気に産声をあげていたんだ。

 

2016年は20世紀の巨星たちがこぞって去っていってしまったけれど、二つの身近な赤ちゃんの話は最高の知らせだった。

 

aonbo.hatenablog.com

  

まぁ、こんなこと40代では考えもしなかったなぁ。。まずは来年生まれてくる身近なところの赤ちゃんの大きな泣き声を楽しみに今年をしめくくることにしよう!

 

俺が生まれて来た時はどうだったんだろうなぁ。あのころの事情を知っている人が兄と姉と叔父叔母くらいしかいないやw

 

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AYUさんのEVOLUTIONカバーしてます♪

 “こんな星に生まれてきたよ きっとなんだかうれしくて きっと何だか切なくてぼくらは泣いていたんだ”


Evolution with Zeppelin